ハーパー 故障者リスト入りも最悪の事態は回避
2017.8.14 10:31 Monday
日本時間8月13日に行われたジャイアンツ戦の初回、一塁ベースを駆け抜けた際に転倒し、重傷を負ったかに思われたブライス・ハーパー(ナショナルズ)だったが、MRI検査の結果、靱帯や腱へのダメージはなく、最悪の事態は回避できたようだ。
「シャワーの中で転んだような感じだった」と自身で振り返ったように、雨の影響で滑りやすくなっていた一塁ベースを踏み、激しく転倒したハーパー。チームトレーナーに抱えられてグラウンドを去り、ハーパー自身も「最悪の事態を恐れていた」と言うが、MRI検査により靱帯や腱へのダメージはなく、復帰時期は現時点では未定ながら今季中の戦列復帰を期待できる状況となった。
マイク・リゾーGMは最悪の事態を回避したハーパーについて「銃弾を免れた」と表現。雨によりグラウンド・コンディションは決して良くなかったが、「ハーパーはキャリアを通じて全力でプレイしてきた。常に全力でプレイしている選手を責めることはできない」とハーパーを責めることはしなかった。ハーパー自身も「僕には何も変えられない。これもゲームの一部なんだ」と全力プレイの末の故障を受け入れていた。
激しく転倒したにもかかわらず、左膝の骨挫傷以外には身体に大きなダメージは見つからなかった。チームドクターはリゾーGMに「重傷を回避できたのはハーパーの身体能力や柔軟性、若さのおかげだ」と告げたという。レギュラーシーズン中の戦列復帰は微妙であり、MVPレースからも脱落してしまったハーパーだが、重傷を回避し、ポストシーズンに間に合う可能性が出てきたのはチームにとっても、そしてハーパー自身にとっても朗報だろう。ナショナルズはナ・リーグ東部地区の首位を独走しており、地区優勝を逃す可能性は心配しなくていい状況となっている。戦列復帰に向けての治療に専念できる状況の中で、戦列復帰の準備をしっかり整え、100%の状態のハーパーをポストシーズンで見られることに期待したい。
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