パドレス グリーン監督と2021年まで契約延長
2017.8.14 11:58 Monday
日本時間8月14日、パドレスはアンディ・グリーン監督との契約を2021年まで延長したことを発表した。従来の契約は2018年までとなっていたが、この契約に新しく3年を追加した形となる。
グリーン監督はパドレスを率いて今季が2年目。メジャーで最も若いチームを率いており、ここまで通算119勝159敗という成績を残している。「他にやりたい仕事なんてないよ。世界で一番イエスと言うのが簡単な出来事だったね」と球団からの契約延長のオファーを快諾したことを明らかにした。
現在再建期真っ只中のパドレスは、少なくとも今後4年間はグリーン監督とともにチーム作りを進めていくことになった。現チームの主力選手であるウィル・マイヤーズ、オースティン・ヘッジス、マニュエル・マーゴ、ハンター・レンフローらは少なくとも2022年シーズン終了後までフリーエージェントの権利を手にしないため、彼らを中心としたチーム作りが進められていくことになるだろう。
「グリーン監督は来季が契約最終年になるはずだったけど、我々が組織として彼を信頼しているということを知ってほしかったんだ」とA.J.プレラーGMはこのタイミングで契約延長を発表した意図を明らかにした。パドレスはメジャー有数のファーム組織を抱えており、プロスペクトの成長とともに再建が進んでいく。プレラーGMはグリーン監督が強豪チームを作り上げていく手腕を持った人物であるということに何の疑いも持っていないという。
オーナーのロン・ファウラーも「グリーン監督は我々の組織の全階級の選手たちをアスリートとしても、人間としても、成長させてくれる人物だ」とグリーン監督の手腕を絶賛。契約延長交渉は数ヶ月にわたって行われたというが、本格化したのはオールスター・ブレイクの期間中だったそうだ。
メジャーリーガーとしては大成できず、2007年には日本ハムでプレイした経験もあるグリーン監督。30代半ばで指導者としての道を歩み始め、今やパドレス球団から全幅の信頼を得ている指揮官が、今後どのようなチーム作りを進めていくのか。その手腕に注目だ。
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