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通算150勝のウィーバーが現役引退を表明

2017.8.17 11:04 Thursday

 12年のメジャー生活で150勝をマークし、最多勝2度、最多奪三振1度、オールスター選出3度など輝かしいキャリアを送ったジェレッド・ウィーバー(パドレス)が現役引退を表明した。34歳のウィーバーは今季パドレスに加入したが、9先発で0勝5敗、防御率7.44に終わり、左腰の炎症により5月中旬に故障者リスト入りしていた。

 「野球から身を引くことに決めた」とウィーバーはTwitterで現役引退を宣言した。「マウンドに戻るために努力していたけど、僕の身体がそれを許してくれなかった」と故障が現役引退を決断した理由であることも明らかにしている。

 2004年のドラフトでエンゼルスから1巡目(全体12位)指名を受けてプロ入りしたウィーバーは、2006年にメジャーデビュー。その年から2014年まで9年連続で11勝以上をマークし、2010年に最多奪三振、2012年と2014年に最多勝のタイトルを手にした。ノビのあるフォーシームを武器とするフライボール・ピッチャーで、2011年はサイ・ヤング賞投票で2位、2012年には3位にランクインしたが、近年は球速が急激に低下。速球の威力が低下して被本塁打が増加し、2015年は防御率4.64、2016年は防御率5.06と衰えを隠せなくなっていた。

 兄のジェフもタイガースなどで11年間プレイした元メジャーリーガーであり、5度の2桁勝利を含む通算104勝をマーク。弟のジェレッドは兄を超える150勝をマークし、兄が出場できなかったオールスター・ゲームにも3度選出されたが、兄が2006年のカージナルス時代に経験したワールドシリーズ制覇を経験することはできなかった。

 エンゼルス時代の同僚であるマイク・トラウトは「彼は身体を望むようにできなかったんだね。でも、素晴らしい競争者だった。エンゼルスにいた時の彼は凄かったよ。全盛期は本当に支配的な投手だった。リーグで最高の投手の一人だった。彼には今、家族や子供がいる。家族が彼にとってどんなに大切かを僕は知っているよ。家族のために決断をしたんだろうね」とのコメントを残している。


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