ブルージェイズがハウエルをDFA モンテロ戦列復帰
2017.8.17 12:06 Thursday
ブルージェイズがミゲル・モンテロの戦列復帰に伴ってJ.P.ハウエルをDFAした。貴重なリリーフ左腕としてレイズとドジャースでブルペンの一角を担ってきたハウエルだが、新天地ブルージェイズで本来のピッチングを見せることはできなかった。
年俸300万ドルの1年契約でブルージェイズに加入したハウエルは、今季ここまで16試合に登板して1勝1敗、防御率7.36。6奪三振を上回る7四球を与えるなど不安定なピッチングに終始し、左肩の故障で2度にわたって戦列を離れていた。2008年からの8シーズン(2010年は全休)で平均62試合に登板して防御率2.81をマークした実績を買われ、ブルペンの一角を担うことを期待されていたものの、その期待に応えることはできなかった。
この動きは股関節を痛めて故障者リスト入りしていたモンテロと祖父の死により死別リスト入りしていたドミニク・リオーンの戦列復帰に伴うもの。この2選手の枠を空けるために、ブルージェイズはハウエルとともにマイク・オールマンもDFAしている。ハウエルはウエーバー公示され、ブルージェイズはトレードを模索しているが、7日以内にトレードがまとまらなければブルージェイズはハウエルを解雇するか、マイナーへ降格させるかのいずれかを選択することになる。
ジョン・ギボンズ監督は「複数イニングを投げられる投手が必要だった」と語り、ハウエルでなくリオーンを選択した意図を明らかにした。「難しい決断だった。でも、ハウエルに複数イニングを任せるわけにはいかないからね」と本来のピッチングができずにいたハウエルを責めるようなことはなく、あくまでもチーム事情による措置であることを強調した。
34歳のハウエルはこれまでの実績や、左腕であることを考えると、少なからず需要はあると思われる。しかし、今季の低調なパフォーマンスを見る限り、今季と同じような条件(1年300万ドルのメジャー契約)を得るのは難しいだろう。来季はマイナー契約からのスタートになりそうだ。
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