カブスに暗雲 レスターが9失点→左広背筋の張りで降板
2017.8.18 12:22 Friday
7月のパイレーツ戦での10失点を筆頭に、5失点以上が5試合と安定感を欠いている今季のジョン・レスター(カブス)。日本時間8月18日のレッズ戦では2回表に7安打を浴びて大量9失点を喫し、左広背筋の張りを訴えてわずか1.2イニングで降板となってしまった。
降板後、レスターはシカゴのダウンタウンにあるノースウエスタン・メモリアル病院へ向かい、球団の整形外科医による診察を受けた。現時点では詳細は明らかになっておらず、詳細が判明するのは明日以降と見られている。
「彼が大丈夫であることを願うよ。彼は僕たちのエースだからね」と語ったのはリリーフ左腕のマイク・モンゴメリーだ。モンゴメリーはレスターの後を受けて2番手として登板し、4.1イニングを無失点に抑える力投を見せたものの、チームは10-13で敗れ、地区最下位のレッズとの4連戦に勝ち越すことはできなかった。
今日の試合ではレスターの球速が明らかに低下。ジョー・マドン監督は「才能ある投手が故障したかもしれないときは、もちろん心配だよ」とエース左腕の状態を心配した一方、「でも、焦って結論を出すようなことはしたくない。適切な手順を踏まないといけない。まずは医者に診てもらって、とにかくそれからだ。ネガティブな結論を出すような段階ではないよ」と慎重な姿勢を示した。
一方、バッテリーを組んだアレックス・アビラは「ジョーイ・ボットーの本塁打を除けば、不運なヒットが多かった。レスターはしっかりコントロールしていたよ」との見解を示した。9失点という結果にはなったものの、今日のレスターのピッチングは決して悪くはなかったということだろう。熾烈な地区優勝争いが続く中で、エース左腕の不調や戦線離脱は大打撃になりかねないが、アビラの見解が正しいのであれば、戦線離脱さえ回避できればレスターは次回登板で本来の安定したピッチングを見せてくれるはずだ。
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