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再建進むホワイトソックス フルマー&ジオリトが昇格

2017.8.22 11:04 Tuesday

 クリス・セール(レッドソックス)、アダム・イートン(ナショナルズ)、ホゼ・キンターナ(カブス)、デービッド・ロバートソン(ヤンキース)ら主力選手を次々に放出し、各球団からプロスペクトをかき集めたホワイトソックス。プロスペクトたちは順調にマイナーの階段を上り、メジャーへ昇格する者も現れ始めている。そんな中、ヨアン・モンカダ、レイナルド・ロペスらに続いてカーソン・フルマーとルーカス・ジオリトのメジャー昇格が決定した。

 MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングにおいて、ホワイトソックスは全体トップ100に8人のプロスペクトを送り込んでいる。全体1位のモンカダ(球団1位)を筆頭に、全体7位のイロイ・ヒメネス(球団2位)、全体12位のマイケル・コペック(球団3位)など、錚々たる顔ぶれとなっているが、メジャー昇格後17試合で打率.361、5本塁打、OPS1.090の大活躍を見せたニッキー・デルモニコのように、プロスペクト・ランキングに名を連ねていなくとも結果を残している選手もいる。そして新たにフルマーとジオリトがメジャーへ昇格することになった。

 ジオリトはイートンとのトレードで加入した23歳の右腕。2012年のドラフトで全体16位指名を受けてプロ入りし、球界最高級のプロスペクト右腕として大きな期待を背負っていたが、ここにきて評価が急落。昨季はメジャーでの6試合で防御率6.75と結果を残せなかったが、今季もAAA級での24試合で6勝10敗、防御率4.48と苦しんでいる。ジオリトは日本時間8月23日のツインズ戦で先発予定だ。

 フルマーは2015年のドラフトでホワイトソックスから全体8位指名を受けてプロ入りした23歳の右腕。昨季はメジャーでの8試合で防御率8.49と打ち込まれ、「昇格は時期尚早」との声も上がった。今季もAAA級での24試合で7勝8敗、防御率5.61と思うような結果を残せないでいるが、日本時間8月22日のダブルヘッダー第2戦の先発要員としてメジャー昇格を果たした。

 この他にも、コペックがAAA級シャーロット、ヒメネスとザック・コリンズ(2016年のドラフトで全体10位指名を受けてプロ入りした強打の捕手)がAA級バーミンガムへ昇格するなど、ホワイトソックスの「未来」は着実にメジャーの舞台へと近付いている。再建を進めるホワイトソックスがプロスペクトたちの成長とともに優勝争いを繰り広げる日がやってくるのは、そう遠い未来ではなさそうだ。


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