戦列復帰したばかりのミラー 故障再発で負傷降板
2017.8.22 12:34 Tuesday
インディアンスのリリーフ左腕、アンドリュー・ミラーが日本時間8月22日のレッドソックス戦に登板し、7球を投げただけで降板した。球団は降板理由を右膝の故障の再発と発表している。
4-3とレッドソックスが1点をリードしていた7回表にミラーはマウンドに上がった。先頭のムーキー・ベッツに四球を与え、続くアンドリュー・ベニンテンディに1球を投じたところで右膝の違和感を訴えてそのまま降板。この日投じた7球はすべてフォーシームだったが、最速は時速91.9マイル(約147.9km/h)、最初の4球は時速90マイル(約144.8km/h)にすら満たないという状況で、本来のミラーからはかけ離れたピッチングだった。
右膝蓋腱炎により日本時間8月3日に故障者リスト入りしたミラーだが、AAA級コロンバスでのリハビリ登板(1試合)を経て、日本時間8月19日に戦列復帰。同日のロイヤルズ戦で復帰後初登板を果たし、0.2イニングを無失点に抑えていた。
ミラー不在の期間を9勝5敗の好成績で乗り切ったインディアンスだが、ポストシーズン争いが激しさを増すシーズン終盤に向けて、球界を代表するリリーフ左腕であるミラーの力は必要不可欠なはず。両リーグトップの救援防御率2.93を誇る強力ブルペン陣を抱えているとはいえ、ミラーが再離脱となればチームにとっては大きな痛手となり、長期離脱となってしまえばそのダメージの大きさは計り知れない。ミラーはおそらくMRI検査を受けることになるが、チーム関係者は右膝の故障が大事に至らないことを祈っていることだろう。
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