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【戦評】ポストシーズン前哨戦はインディアンスが先勝

2017.8.22 13:03 Tuesday

 日本時間8月22日から始まったレッドソックス対インディアンスの4連戦。東部地区の首位を走るレッドソックスと中部地区の首位を走るインディアンスの対戦ということもあり、今回の4連戦を「ア・リーグ地区シリーズの前哨戦」と称する声も上がっている。その4連戦の初戦は意外な形で決着した。

 1回表、レッドソックスは好調のアンドリュー・ベニンテンディが18号ツーランを放ち、2点を先制。しかし、インディアンスは2回裏にロベルト・ペレスが2号スリーランを放ち、逆転に成功した。ところが、5回表にハンリー・ラミレスが19号ツーランを放ち、レッドソックスが再逆転。試合は4-3とレッドソックスが1点をリードして終盤に突入した。

 1点ビハインドのインディアンスは7回表、アンドリュー・ミラーを投入したが、ミラーは右膝の故障を再発させて7球を投げただけで降板。しかし、ミラーの後を継いだダン・オテロが後続を抑え、事なきを得た。両軍とも次の1点を奪えないまま試合は8回裏に突入し、レッドソックスは今季21ホールドを記録しているマット・バーンズを投入。しかし、バーンズはフランシスコ・リンドーアに四球を与え、オースティン・ジャクソンにヒットを打たれて無死一、二塁のピンチを作って降板となった。ここでヒース・ヘンブリーがマウンドに上がったが、一死後、エドウィン・エンカーナシオンにタイムリーを打たれて同点。その後のピンチはこの回3人目の投手となったロビー・スコットが二者連続三振で切り抜けた。

 そして最終回。インディアンスはクローザーのコディ・アレンがレッドソックスの攻撃を無得点に抑え、9回裏の攻撃を迎えた。レッドソックスの6番手、ブランドン・ワークマンからブランドン・ガイアーが二塁打を放ってチャンスを作ると、続くペレスは送りバント。しかし、一塁手のブロック・ホルトからの三塁への送球が逸れ、ボールがファウルグラウンドを転々とする間にガイヤーが生還。送りバントに送球エラーが絡むという意外な形で、インディアンスが勝利を手にした。

 この結果、インディアンスはダブルヘッダーで1勝1敗に終わった2位ツインズとのゲーム差を5.5ゲームに広げ、一方、レッドソックスと2位ヤンキースの差は4.5ゲームに縮まっている。


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