レッドソックスがラジェイ・デービスを獲得
2017.8.24 10:33 Thursday
正中堅手のジャッキー・ブラッドリーJr.が左手親指を痛めて故障者リスト入りしたレッドソックスが、その穴を埋めるべく、アスレチックスからラジェイ・デービスを獲得した。デーブ・ドンブロウスキー野球部門社長によると、レッドソックスはチームにスピードという武器を加えるためにデービスの獲得を検討していたが、ブラッドリーJr.の故障離脱により獲得時期を早めたようだ。
「ブラッドリーJr.が故障者リスト入りすることになって、アスレチックスのビリー・ビーンに電話をしたんだ。より速いペースで交渉を進めたよ。デービスのための枠が空いていたからね」とドンブロウスキー野球部門社長。「デービスを獲得できて嬉しいよ。彼は私たちの戦いに幅をもたらしてくれると思う」とベテラン外野手の加入を歓迎した。
昨季はインディアンスの一員としてワールドシリーズに出場したデービス。第7戦の8回にアロルディス・チャップマンから劇的な同点弾を放ったシーンは記憶に新しい。デービスはア・リーグ西部地区最下位のアスレチックスからア・リーグ東部地区首位のレッドソックスへ移籍したことにより、再びワールドシリーズでヒーローになるチャンスを得たことになる。昨季は35歳にして自身初の盗塁王に輝き、今季もここまで26盗塁をマークしているデービスは、2004年のア・リーグ優勝決定シリーズでシリーズの流れを大きく変える盗塁を決めたデーブ・ロバーツ(現ドジャース監督)のような形でチームのヒーローになるかもしれない。
デービスは今季アスレチックスで100試合に出場して打率.233、5本塁打、18打点、26盗塁、OPS.647をマーク。一方、デービスとのトレードでアスレチックスへ移籍するラファエル・リンコネスはベネズエラ出身の18歳の外野手で、今季はドミニカ共和国のサマーリーグで57試合に出場して打率.258、1本塁打、19打点、OPS.742をマークしている。
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