ブリットンがセーブ失敗 連続セーブ記録ストップ
2017.8.24 11:04 Thursday
いかなる連続記録にも必ず終わりはやってくる。日本時間8月24日のアスレチックス戦でオリオールズのクローザー、ザック・ブリットンが2015年9月20日以来となるセーブ失敗を喫し、同年10月1日から3シーズンにわたって継続中だった連続セーブ記録が60でストップした。
2015年10月に2セーブ、2016年に47セーブ、今季ここまで11セーブを記録し、その間セーブ失敗が一度もなかったブリットン。連続セーブ記録はア・リーグ記録を更新し、メジャー歴代2位となる60まで伸びていた(メジャー記録はエリック・ガニエの84)。
そして迎えた日本時間8月24日のアスレチックス戦。オリオールズは7-5と2点をリードした9回表にブリットンを投入した。しかし、ブリットンは先頭のジェッド・ラウリーにレフトへのヒットを打たれると、続くブーグ・パウエルにもレフトへの二塁打を浴び、無死二、三塁のピンチを背負ってしまう。このピンチでブリットンはマーカス・セミエンにレフトへのタイムリー、マット・ジョイスにセンターへの犠牲フライを浴び、あっという間に同点。実に2年ぶりとなるセーブ失敗が記録され、ブリットンの連続セーブ記録は幕を閉じた。
同点に追い付かれた後、ブリットンは暴投で一塁走者のセミエンを二塁へ進め、クリス・デービスに四球を与えたところで降板。後を継いだミゲル・カストロが後続を抑えたため、敗戦投手になるのは回避したものの、犠牲フライによる1アウトしか取れないという散々なピッチングだった。
試合は延長12回の末、マニー・マチャドにサヨナラ弾が飛び出したオリオールズが勝利。オリオールズのバック・ショウォルター監督は試合後、ブリットンが明日、左膝のMRI検査を受ける予定であることを発表した。ブリットンによると、ここ数年左膝の不調を抱えていたが、ピッチングには影響を与えていなかったという。故障の予防という意味も込めてMRI検査を受けることになったようだ。
「(記録が終わったことについて)どう感じるかはわからない。明日、それについて考えることになるだろう。けれど、とてもガッカリしているよ。今日の僕は全然ダメだったからね」とブリットン。連続記録はいつかは終わる。また新たな連続記録が始まることを期待したい。
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