【戦評】左腕・レイが復帰初戦で5回9奪三振1失点の好投
2017.8.25 12:20 Friday

日本時間7月29日のカージナルス戦で頭部に打球を受け、およそ1ヶ月にわたって戦列を離れていたロビー・レイ(ダイヤモンドバックス)が戦列復帰。奪三振マシンのレイらしい奪三振ショーで復帰初戦を白星で飾り、自身初の2ケタ勝利に到達した。
およそ1ヶ月ぶりのマウンドに上がったレイは5イニングを投げ、メッツ打線をわずか2安打に抑える一方で9三振を奪う見事なピッチングを披露。1回裏にはいきなり三者連続三振の快投を見せ、完全復活をアピールした。「長い間戦列を離れていたような感じだった。実際にマウンドに立ってみて、何も問題なかったよ。頭部に打球が直撃したことを思い出すようなこともなかった」とレイも完全復活に手応えを感じていた。
レイが許した得点はヨエニス・セスペデスの17号ソロによる1点だけ。ダイヤモンドバックス打線は5回表にグレガー・ブランコのタイムリーとケテル・マーテイの犠牲フライで逆転に成功し、6回表にはブランドン・ドルーリーのタイムリーで3点目をあげて復帰初戦のレイを援護した。6回以降はデービッド・ヘルナンデス、アーチー・ブラッドリーらブルペン陣がメッツの反撃を1点に抑え、1点リードの最終回をクローザーのフェルナンド・ロドニーが締めくくった。
ダイヤモンドバックスはこの勝利が今季70勝目となり、早くも昨季(69勝)を上回った。ワイルドカード争いでも2位ロッキーズとの0.5ゲーム差を維持し、首位の座をキープ。10勝5敗、防御率3.06、奪三振率11.64という素晴らしい成績を残している左腕の戦列復帰は、6年ぶりのポストシーズン進出を目指すダイヤモンドバックスにとって大きな追い風となりそうだ。
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