カージナルス 正三塁手・ジョーコが故障者リスト入り
2017.8.28 10:32 Monday
ポストシーズン争いで苦戦が続くカージナルスをさらなる悪いニュースが襲った。日本時間8月27日のレイズ戦で右ハムストリングを痛めたジェッド・ジョーコが故障者リスト入り。カージナルスはレギュラーシーズン残り5週間のうちの数週間を正三塁手を欠いた状態で戦うことになった。
ジョーコは日本時間8月27日のレイズ戦で走塁時に右ハムストリングを痛め、途中交代。マイケル・ガーシュGMによると今季の残り全試合を欠場しなければならないような重傷ではなく、2~3週間で戦列に復帰できる見込みだという。
「つらいよ。特に、一年のこの時期だからね」とジョーコは無念さを滲ませた。「(不調が続いていたが)スイングは少しずつ良くなっていたと思うし、感覚もとても良くなっていたからね。ガッカリしているよ。でも、僕たちは戦い続けるしかない。僕たちはまだポストシーズン争いに加わっている。僕たちは優秀なチームなんだ。チームメイトがプレイする姿を見るのを楽しみにしているよ」
カージナルスはジョーコの故障者リスト入りに伴ってAAA級メンフィスから一塁手のルーク・ボイトを昇格させた。これにより正一塁手のマット・カーペンターが三塁手として試合に出場する機会が増加すると見られている。相手の先発投手が右腕のときは一塁にカーペンター、三塁にグレッグ・ガルシアを起用し、左腕のときは一塁にボイト、三塁にカーペンターを起用する形が基本的な布陣となりそうだ。カーペンターは日本時間8月28日の試合開始前に三塁での守備練習を行った。
「カーペンターはいつでもとても寛容だ。『必要なことを教えてくれ。僕はそれをやるよ』と言ってくれるんだよ」とマイク・マシーニー監督はカーペンターの献身的な姿勢を称賛した。「オールスターに出場して、MVP候補にもなったことがあるような選手がチームのためにどこでも守ってくれるというのは、本当に驚くべきことだよ」
今季ここまでチーム2位の18本塁打、チーム最多の64打点をマークしているジョーコの離脱はチームにとって小さくないダメージである。また、ジョーコは三塁の守備で両リーグ2位のDRS(守備防御点)+16を記録しており、守備面でもジョーコの不在は痛手となる。
日本時間8月28日のレイズ戦に敗れ、勝率5割に逆戻りとなったカージナルス。ジョーコが戦列復帰を果たす日まで、なんとかポストシーズン争いに踏みとどまっておきたいところである。
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