ホスキンス5試合連発!驚異の18試合11本塁打
2017.8.28 11:38 Monday
アーロン・ジャッジ(ヤンキース)、コディ・ベリンジャー(ドジャース)ら新人スラッガーが2017年のレギュラーシーズンを沸かせているが、その最新作がリズ・ホスキンス(フィリーズ)だ。メジャー最初の17試合で10本塁打という前人未到の領域に足を踏み入れた新人スラッガーが、日本時間8月28日のカブス戦でも一発を放ち、なんと5試合連続本塁打。メジャー最初の18試合で11本塁打はもちろんメジャー新記録である。
第3打席までノーヒットに終わり、「流石に5試合連発は無理か…」といった空気も漂い始めた8回裏の第4打席だった。この回の先頭打者として打席に入ったホスキンスは、この回からマウンドに上がった上原浩治がカウント3-2から投じた6球目のフォーシームを捉え、左中間スタンドに5試合連発となる11号ソロを叩き込んだ。球団では2008年のチェイス・アトリー以来9年ぶりとなる5試合連発。それ以前には1試合をはさんで3試合連続本塁打を記録しているが、本塁打が出なかったこの1試合はダブルヘッダーの第2戦。要するに、ホスキンスはフィリーズの試合があった日に8日連続で本塁打を放っているのである。
メジャー最初の18試合で11本塁打という驚異の量産ペース。長いメジャーリーグの歴史上、最初の22試合以内で11本塁打を放った選手は他にいない。また、大手データサイトによると、ホスキンスはほかのどの選手より17も少ない打数で11本塁打を放ったという(64打数で11本塁打)。フィリーズはまだ今季33試合を残しており、仮にこのペースを維持できるなら、ホスキンスは今季32本塁打を放つことになる(現実的な話ではないが…)。
「打席であんなに落ち着いている若手選手を見たことはないよ」とカブスのジョー・マドン監督はホスキンスの成熟ぶりを絶賛する。「三振に対する四球の数を見てごらん。この数字は、今のペースを維持するのは難しいにしても、彼が今後も活躍できることを示している。彼は四球を受け入れているんだ。ストライクゾーンを無理に広げようとはしない。フィールド全体を使える選手だ」と称賛の言葉は止まらなかった。
名将・マドンが活躍を確信する新人スラッガー。メジャー最低勝率のフィリーズに所属しているためあまり目立たないが、「リズ・ホスキンス」の名前を覚えておいて損はないはずだ。
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