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ブルージェイズ・青木宣親がDFAに

2017.8.29 11:35 Tuesday

 5号ソロを含む3安打2打点の活躍を見せた日本時間8月27日のツインズ戦から一夜明け、ブルージェイズは青木宣親をDFA(=40人ロースターから外す措置)とした。これに伴い、ブルージェイズはAAA級バッファローから右腕レオネル・カンポスを昇格させている。

 「簡単な決断ではなかったよ」とジョン・ギボンズ監督は青木のDFAについて話した。「青木は私たちのために良いプレイをしてくれていた。でも、ブルペンに追加のコマが必要だったんだ」とチーム編成上、やむを得ない措置であったことを明らかにした。

 ブルージェイズは日本時間8月28日のツインズ戦で先発のジョー・ビアジーニが4回途中で降板し、ブルペンの4投手で5イニング以上を乗り切らざるを得なかった。そのため、日本時間8月29日のレッドソックス戦に向けてブルペンのコマを補充する必要があり、青木のDFAにつながったというわけだ。また、日本時間8月25日のレイズ戦で先発したトム・コーラーがブルペンに回ることになっており、青木のDFAによって空いた40人ロースターの枠にはブレット・アンダーソンが入る見込みとなっている(アンダーソンは日本時間8月30日のレッドソックス戦で先発予定)。

 7月末にフランシスコ・リリアーノとのトレードでテオスカー・ヘルナンデスとともにブルージェイズに加入した青木は、加入後12試合に出場して打率.281、3本塁打、OPS.888をマーク。戦力外と見なされるような成績ではなく、ギボンズ監督が話したように、チーム編成上、やむを得ない措置であったことは明らかだ。また、ポストシーズン進出の可能性が消滅しつつあるブルージェイズにとって、35歳の青木を起用し続けるのではなく、若手外野手の出場機会を増やしたいという思惑があったことも事実だろう。

 メジャーリーグでは9月になるとロースター枠が拡大し、ポストシーズン争いから脱落したチームでは来季以降を見据えた起用が始まる。ブルージェイズは青木が抜けた外野で、ヘルナンデスやアンソニー・アルフォードの出場機会を増やしていくことになりそうだ。


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