マリナーズ ヘルナンデス&パクストンが9月復帰を目指す
2017.8.29 11:58 Tuesday
先発投手陣に故障者が続出し、先発4~5番手クラスの先発投手でローテーションを形成しながらも、なんとかワイルドカード獲得の可能性を残しているマリナーズ。岩隈久志にいまだ戦列復帰の見込みが立たない一方で、フェリックス・ヘルナンデスとジェームズ・パクストンの両輪は9月中に戦列復帰を果たし、ワイルドカード獲得に向けての戦いを後押しすることを目指している。
ヘルナンデスとパクストンは日本時間8月28日に本拠地セーフコ・フィールドでキャッチボールを行った。次のステップはブルペンでの投球練習であり、スコット・サービス監督によると、チームがロード12連戦を終えて本拠地に戻った後、日本時間9月2日か9月3日にブルペンでの投球練習を行う予定だという。最初は20球から25球程度の投球になる見込みだ。
ブルペンでの投球練習が順調に進めば、次は実戦形式で打者と対戦し、最終的にマイナーでのリハビリ登板に臨むことになる。これらのステップを順調に消化することができれば、左右の両輪は9月中旬に戦列復帰を果たすことになるだろう。これは両投手がそれぞれ2~3試合に先発できることを意味する。ワイルドカード獲得に向けてのラストスパートのために、頼もしい戦力が戻ってくることになる。
ヘルナンデスは今季こそ5勝どまりだが、昨季まで8年連続で2ケタ勝利をマークし、通算159勝を挙げている元サイ・ヤング賞受賞者(2010年)だ。パクストンは今季ブレイクを果たし、12勝3敗、防御率2.78という素晴らしい成績をマークしている。彼らの代わりに先発ローテーションに入っているアンドリュー・アルバース、マルコ・ゴンザレスらと比較すると実績・実力の差は歴然としており、彼らの戦列復帰が大きな戦力アップになることは間違いない。
先発投手陣に誤算が相次いだ今季のマリナーズだが、最後の最後で先発投手陣の活躍がワイルドカード獲得の切り札となるかもしれない。
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