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故障者がまもなく復帰 ホスキンスのポジションは?

2017.8.29 12:26 Tuesday

 メジャー最初の18試合で11本塁打を放ち、一躍有名になった感のあるリズ・ホスキンス(フィリーズ)。メジャー昇格後は本職の一塁ではなく主にレフトで出場しているが、まもなく外野手のオドゥベル・ヘレーラとアーロン・アルテールが戦列に戻ってくる。彼らの戦列復帰後、ホスキンスはどこを守ることになるのだろうか。

 ピート・マッカニン監督が「彼が我々の正中堅手だ」と明言するヘレーラは、今季113試合に出場して打率.287、12本塁打、OPS.799をマーク。特に後半戦は29試合に出場して打率.383、6本塁打、OPS1.142という素晴らしい成績を残している。一方のアルテールは今季急成長を遂げ、87試合に出場して打率.285、16本塁打、OPS.894をマーク。.900近いOPSを残している若手外野手をベンチに置いておくという選択肢は考えにくい。さらに、23歳の若手外野手、ニック・ウィリアムスは50試合に出場して打率.286、8本塁打、OPS.847となかなかの成績を残している。センターにヘレーラ、両翼にアルテールとウィリアムスを置くというのが自然な起用法になるだろう。

 となると、ホスキンスは本職である一塁に戻る可能性が高い。正一塁手のトミー・ジョセフは今季ここまで122試合に出場して19本塁打、63打点をマークしているが、粗い打撃が災いして打率.239、出塁率.292、OPS.723と打力が求められる正一塁手としては物足りない数字が並んでいる。OPSは規定打席に到達している一塁手の中ではワーストに近い水準だ。ジョセフにはトレード放出の噂も出ており、来季のチーム構想から外れているのではないかとの報道もある。レギュラー外野手の戦列復帰により、ホスキンスが本職の一塁に戻るというのは極めて自然な流れだろう。

 マッカニン監督は「現時点では我々は守備力をあまり気にしていない。我々が見たいのは各選手の打撃力だ」と語っており、打撃力で一段落ちるジョセフが控えに回る可能性が高い。一塁にホスキンス、レフトにアルテール、センターにヘレーラ、ライトにウィリアムスを起用するのが基本的な形になるのではないだろうか。ロースター枠が拡大する9月にはプロスペクトのJ.P.クロフォードやスコット・キンガリーの昇格も確実視されており、9月のフィリーズではさらに魅力的な打線が形成されることになりそうだ。


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