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【戦評】ロイヤルズ屈辱 4試合連続の零封負け

2017.8.29 13:11 Tuesday

 インディアンス3連戦で1点も取れずにスイープを喰らったロイヤルズが、日本時間8月29日のレイズ戦でも0-12で大敗。4試合連続の完封負けは1992年のカブス以来25年ぶりとなる屈辱であり、43イニング連続無得点は1968年シーズン終了後にマウンドが低くなって以降のメジャーワースト記録となった(従来の記録は1983年のフィリーズと1985年のアストロズによる42イニング。1968年以前も含めると1906年のアスレチックスと1968年のカブスによる48イニングがワースト記録)。

 ロイヤルズがイアン・ケネディ、レイズが新人右腕オースティン・プルーイットの先発で始まったこの試合。レイズは1回表にエバン・ロンゴリアの犠飛で幸先よく先制し、3回表にはルーカス・デューダの25号スリーラン、ローガン・モリソンのタイムリー二塁打、ウィルソン・ラモスの6号ツーランで一挙6点を奪ってケネディをノックアウト。4回表にはケビン・キアマイアーのタイムリーでリードを8点に広げ、9回表にもセザー・プエーロのタイムリーとモリソンの32号スリーランで4点を追加した。

 一方のロイヤルズ打線はプルーイットの前に6回までわずか1安打に封じられ、2番手のマット・アンドリースから放った安打も3イニングで1本だけ。2番打者のロレンゾ・ケインが二塁打を2本放って孤軍奮闘したが、他の打者がノーヒットに封じられては得点が入るわけもなく、二塁まで走者を進めたのもこの2度だけだった。

 8安打を放ちながらも無得点に終わった日本時間8月26日のインディアンス戦はともかく、ここ3試合はチャンスすらまともに作れていない状況であり、5連敗でワイルドカード争いからも後退。ワイルドカード2位のツインズまで3ゲーム差と、まだ完全にポストシーズン進出を諦めるような状況ではないものの、チーム打率.210、1試合平均得点2.7に終わった今年4月を思い起こさせるような打撃不振に陥っており、この状況を早く打開できなければ、ポストシーズン進出の可能性はどんどん小さくなっていくだろう。球団最多本塁打記録(36本)にあと1と迫りながらも停滞が続いているマイク・ムスターカスらの奮起が望まれる。


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