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クリス・セール 史上最速で通算1500奪三振到達

2017.8.30 10:55 Wednesday

 日本時間8月30日のブルージェイズ戦に先発したクリス・セール(レッドソックス)が7イニングを投げて被安打3、奪三振11、無四球、無失点の快投。この試合3つ目の奪三振で通算1500奪三振に到達したが、通算1290イニングでの到達は史上最速記録となった。

 1回裏の先頭打者、スティーブ・ピアースを空振り三振に斬って取ったところからセールの快投はスタート。2回裏一死二塁の場面でケビン・ピラーから空振り三振を奪い、これが通算1500個目の奪三振となった。従来の最速記録はケリー・ウッドの1303イニング。これにペドロ・マルティネスの1337イニング、ランディ・ジョンソンの1365.2イニング、マックス・シャーザー(ナショナルズ)の1394イニングが続いているが、セールはこれらの名投手を上回る1290イニングで通算1500奪三振に到達した。

 日本時間8月25日の前回登板では苦手のインディアンス打線を相手に3回7失点(自責点6)でノックアウトされ、三振も3つしか奪えなかったセールだが、この日は前回登板の影響を感じさせない見事なピッチングを披露。8回裏に先頭から連打を浴びたところで降板となったものの、2回裏一死から17人連続で打ち取るなど、全く危なげのない素晴らしいピッチングで今季15勝目(6敗)をマークした。

 この日の11奪三振を加えて、今季すでに264奪三振。まだ5~6試合は登板機会が残っているため、あと36に迫っている自身初のシーズン300奪三振をクリアすることはほぼ確実だ。シーズン300奪三振を記録すれば、ア・リーグでは1999年のペドロ・マルティネス(313奪三振)以来18年ぶり(ナ・リーグではクレイトン・カーショウが2015年に301奪三振を記録)。大台を突破すれば、自身初のサイ・ヤング賞受賞に向けて大きなアピールとなりそうだ。


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