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【戦評】先制弾&完封勝利 ストラスバーグの独り舞台

2017.8.31 13:01 Thursday

 戦列復帰後3度目の登板となったスティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)が本職のピッチングだけでなく、バッティングでも輝きを放ち、チームは4-0でマーリンズに快勝。ナショナルズは地区2位のマーリンズとの3連戦をスイープし、マーリンズとのゲーム差を15に広げるとともに、地区優勝へのマジックナンバーを16まで減らした。

 「今日は彼の日だったね」とナショナルズのダスティ・ベイカー監督はストラスバーグの投打にわたる活躍を称えた。「ピッチングもバッティングも良かった。さらに、スタントンにはヒットを1本も許さなかった。まさに彼の日だったよ」

 ストラスバーグはマーリンズ打線から8つの三振を奪った一方、与えた四球は1つだけ。1番ディー・ゴードンに2安打、3番クリスチャン・イェリッチに1安打、5番J.T.リアルミュートに3安打を許し、計6安打を打たれたものの、2番ジャンカルロ・スタントンと4番マーセル・オズーナを4打数ノーヒットに抑えて打線を分断し、4年ぶり自身2度目となる完封勝利をマークした。

 「1回が終わった後に『今日は9イニングいけそうだな』と感じたんだ」とストラスバーグ。5回裏には自ら先制弾を放ち、「(なかなか点が入らなくて)キツい試合だった。点を取るためになんとかしてやろうと思っていたんだ」と自身の打席を振り返った。

 ストラスバーグの一発で先制したナショナルズは、ウィルマー・ディフォーにも5号ソロが飛び出し、5回裏に2点を先制。7回裏にはアンソニー・レンドンの二塁打で1点、8回裏にはパスボールの間に1点を追加して結果的には4-0で快勝した。

 ストラスバーグに続いてジェイソン・ワースとマックス・シャーザーが戦列復帰を果たし、さらにトレイ・ターナーも戻ってきたナショナルズ。ブライス・ハーパーの回復に予想以上に時間が掛かっているものの、徐々に役者が揃いつつあることは事実だ。故障者が戦列復帰を果たし、早い段階で本来のパフォーマンスを取り戻すことができれば、球団史上初のワールドシリーズ進出、そしてワールドシリーズ制覇も決して夢ではなさそうだ。


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