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エンゼルスがさらなる補強 フィリップスを獲得

2017.9.1 12:30 Friday

 タイガースからジャスティン・アップトンを獲得したエンゼルスがさらなる補強に動いた。29歳の捕手、トニー・サンチェスとのトレードでブレーブスからブランドン・フィリップスを獲得した。

 長年プレイしたレッズを離れ、今年2月にブレーブスに加入したフィリップスは、今季ここまで120試合に出場して打率.291、11本塁打、OPS.753をマーク。日本時間8月31日のフィリーズ戦で今季137本目のヒットを放ち、通算2000安打を達成した。二塁でのDRS(守備防御点)は-5であり、ゴールドグラブ賞4度を誇る守備力はすっかり衰えてしまったが、36歳となった今季も堅実なバッティングに衰えはない。ブレーブスでは若手の台頭により三塁の守備に就く機会も増えていたが、エンゼルスでは再び二塁手としての出場が中心になると見られている。遊撃にはメジャー屈指の名手、アンドレルトン・シモンズがおり、フィリップスの守備範囲の狭さはそれほど問題にはならないだろう。

 今回のトレードについては、フィリップスがトレード拒否権を破棄するかどうかが争点となっていた。ポストシーズン進出を目指す球団でプレイすることを優先し、トレード拒否権を破棄することを決断したようだ。エンゼルスはフィリップス獲得により、チームの穴の一つであった二塁を大きくグレードアップさせることに成功。少なくとも打線に関しては、ポストシーズン進出を目指すチームに相応しい陣容を整えることができた。

 また、ブレーブスはダンズビー・スワンソン、オジー・アルビーズ、ヨハン・カマルゴといった若手内野手の教育係としてフィリップスの実績や経験を高く評価しており、今季終了後にフリーエージェントとなるフィリップスとの再契約を検討しているとの報道が出ている。まだレギュラーが務まる実力を維持するフィリップスには、数多くの球団が興味を示すことになるだろう。


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