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【戦評】前田7失点KO ドジャース今季初の被スイープ

2017.9.1 15:54 Friday

 レギュラーシーズン開幕から5ヶ月。ついにドジャースがスイープを喫するときが来た。ドジャースは日本時間9月1日に行われた敵地でのダイヤモンドバックス戦に1-8で大敗し、今季初のスイープを喫した。

 ドジャースはリッチ・ヒルと柳賢振(リュ・ヒョンジン)がともに6失点でノックアウトされた過去2試合に続いて、この試合でも先発投手が試合を作ることができなかった。連敗ストッパーとして期待された前田健太だったが、立ち上がりからダイヤモンドバックス打線につかまり、3回7失点でノックアウト。「コースを誤った投球が多かった。相手打線はそれを見逃してくれなかった」と前田は自身のピッチングを振り返った。さらに「スライダーが思ったように曲がらなかった。連敗をストップさせたかったけど、残念ながらできなかった。自分のピッチングをすることができなかった」と付け加えた。

 一方、ダイヤモンドバックスにとっては会心のスイープだ。2本のタイムリー二塁打と2本の本塁打であっという間に前田をノックアウトし、先発のザック・グレインキーが6回1失点の好投で両リーグ最多タイとなる16勝目をマーク。「すべてがいい流れで回っている」とトーリ・ロブロ監督はチームの状態に手応えを感じている。

 ドジャースは今季ワーストを更新する5連敗を喫し、シーズン112勝ペースに後退。先発投手が早期ノックアウトされる試合が続いている点も心配だが、得点力不足に陥っている打線の状態も気掛かりだ。明日からのパドレス3連戦ではクレイトン・カーショウとアレックス・ウッドが戦列復帰を果たし、カーショウ、ダルビッシュ有、ウッドの三本柱で連敗ストップに挑むことになる。カーショウがこの悪い流れを止めてくれることに期待したい。

 そして、ドジャース3連戦をスイープしたダイヤモンドバックスは7連勝となり、最高の形でロッキーズ3連戦を迎えることになった。ワイルドカード争いの首位攻防直接対決となるが、3.5ゲーム差をつけている2位ロッキーズとの3連戦を少なくとも2勝1敗で乗り切り、ワイルドカード獲得に大きく前進しておきたいところだ。現在両リーグ最長タイとなっている7連勝がどこまで伸びるかにも注目したい。


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