メッツ移籍の青木 「1番 右翼」でスタメン出場中
2017.9.3 11:19 Sunday
日本時間9月2日にメッツへの移籍が決まった青木宣親。今季だけで3球団目の所属となり「ジャーニーマン」となっている。ちなみに2012年のブリュワーズ入団から数えると7球団となり両リーグ全地区制覇を達成、新たな場所で残り1ヶ月となったシーズンをどのように戦っていくのか注目される。そして、日本時間9月3日のアストロズ戦で「1番 右翼」としてスタメン出場を果たした。
8月まで在籍したブルージェイズでのデビュー戦も古巣・アストロズの本拠地であるミニッツメイド・パークでの試合だった。その時は守備で途中出場をし、7対16と大差がついた試合で最後の打者として遊ゴロに倒れていた。そして迎えた今季2度目のデビュー戦もまた同じ場所。この日はアストロズとのダブルヘッダーが組まれていたメッツは第1戦を8対12と落とした後の試合に臨んでいた。青木は第1打席、キャリア初対決となったブラット・ピーコックが投じた3球目のカーブを引っかけて遊ゴロとなった。続く第2打席は3回表、1死走者なしの場面でまわってきたものの、2球目のチェンジアップにタイミングを狂われ投ゴロに倒れた。そして5回表の打席でも投ゴロとここまで中盤を終えて3打数無安打となっている。
無事に移籍先が決まった青木だが、ブルージェイズをFAになった後、8月末までの移籍が決まらなかったためにポストシーズンに出場することができない。しかし、現在のメッツはヨエニス・セスペデスやマイケル・コンフォートが故障でシーズン中の復帰が厳しくなったこともありチームは青木を緊急補強した。しばらくは右翼手としての出場が多くなる見込みだという。メッツはナ・リーグ東地区4位に位置しており、ポストシーズンも厳しい状態にある。そこで去るトレードでは守護神だったアディソン・リードをはじめ、主軸を担ったジェイ・ブルーズやカーティス・グランダーソンらを放出し来季を見据えた戦いにシフトしている。現在ではチーム内有望株ランキング1位のアメッド・ロサリオや2位のドミニク・スミスら若手が台頭中だ。
青木は自身の成績を残すことはもちろんのこと、こうした若手選手への手本となるべき貴重な選手でもある。果たして新背番号「11」を背負いどのような活躍をするのか、多くのファンは彼のバットに注目している。
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