8月の各賞受賞者が発表 マチャド、スタントンらが選出
2017.9.5 10:36 Tuesday
日本時間9月4日、8月の各賞受賞者が発表された。月間最優秀選手にはマニー・マチャド(オリオールズ)とジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)、月間最優秀投手にはコリー・クルーバー(インディアンス)とジェイク・アリエタ(カブス)、月間最優秀新人にはアンドリュー・ベニンテンディ(レッドソックス)とリズ・ホスキンス(フィリーズ)、月間最優秀救援投手にはアレックス・コロメイ(レイズ)とコリー・クネーベル(ブリュワーズ)が選出されている。
マチャドは29試合に出場して打率.341(126打数43安打)、12本塁打、35打点、OPS1.039の好成績をマークし、昨年4月以来自身2度目の月間MVP受賞となった。前半戦は不振に苦しんだが、夏場に入って完全復調。すでに3年連続となる30本塁打をクリアし、自身初の100打点到達を視野に入れている(現在88打点)。スタントンは打率.349(109打数38安打)、18本塁打、37打点、OPS1.332という驚異的な1ヶ月を過ごし、2015年6月以来自身3度目の月間MVPに輝いた。8月のスタントンの活躍は周知のとおり。8月の月間最多本塁打記録に並び、早くもシーズン50本塁打を突破した。現時点で52本塁打。どこまで数字を伸ばすか注目される。
クルーバーは6試合に先発して46イニングを投げ、5勝1敗、防御率1.96、54奪三振を記録。今年6月以来自身3度目の月間MVP受賞となった。8月3日、8日と2試合連続で完投勝利をマークし、8月だけで2ケタ奪三振を3度。6月1日に故障者リストから戦列に戻って以降は驚異的なピッチングを続けており、サイ・ヤング賞の候補に挙げる声も出始めている。アリエタは6試合に先発して37.1イニングを投げ、4勝1敗、防御率1.21、37奪三振を記録。昨年4月以来自身4度目の月間MVPに輝いた。前半戦は防御率4.35と安定感を欠いたアリエタだが、後半戦は安定感抜群。ジョン・レスターら他の先発投手が不安定なパフォーマンスを続ける中で、先発ローテーションの軸となっている。
ベニンテンディは打率.333(102打数34安打)、6本塁打、19打点、OPS.979の好成績をマークし、自身初の月間タイトル獲得となった。打撃面での好成績だけでなく、9盗塁を記録するなど走塁面でもチームに貢献。アーロン・ジャッジ(ヤンキース)の陰に隠れているものの、ここまで19本塁打、18盗塁、OPS.800と例年なら新人王に輝いてもおかしくないくらいの成績を残している。8月10日にデビューしたばかりのホスキンスは打率.304(88打数27安打)、11本塁打、25打点、OPS1.149の好成績でいきなり月間最優秀新人に選出された。8月23日から5試合連続本塁打を記録するなど、デビュー18試合で11本塁打の大爆発。アプローチ面でも新人離れしたところを見せている。
コロメイは12試合に登板して12イニングを投げ、10セーブ(成功率100%)、防御率0.75、13奪三振の好成績をマークし、自身初の月間最優秀救援投手に輝いた。6月に防御率8.10と大きく崩れたコロメイだが、その後は持ち直し、シーズン通算の防御率は2点台(2.97)まで改善。41セーブは昨季(37セーブ)を上回る自己ベストの数字であり、リーグトップを走っている。クネーベルは13試合に登板して15.1イニングを投げ、1勝13セーブ(成功率100%)、防御率0.00、21奪三振という驚異的なパフォーマンスを披露。自身初の月間最優秀救援投手に選出された。今季登板した65試合で三振を奪えなかったのは3試合だけ。64.2イニングで109三振を奪う圧巻のピッチングで、ブリュワーズの快進撃を支えている。
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