レッズがプライス監督の来季オプションを行使 続投へ
2017.9.5 11:02 Tuesday
レッズのブライアン・プライス監督が来季の去就について心配しながら今季の残り試合の指揮を執る必要はなくなった。レッズはプライス監督の来季オプションが行使されたことを発表。来季も引き続きプライス監督が指揮を執ることが確定し、全てのコーチにも残留要請がなされているという。
プライス監督は「我々全員にとって良いことだと思うよ。現在のこのチームが成長していくのを見たいからね」と語り、来季も引き続き監督を務められることを喜んだ。そして「コーチング・スタッフにとっても素晴らしいことだ。彼らはとても一生懸命に働いてくれているからね。選手たちもそうだ。クラブハウスは良い雰囲気だよ」とコーチ陣の尽力により、チーム全体が正しい方向へ向かっていることを確信している。
レッズは現在、ナ・リーグ中部地区の最下位に沈んでいるが、これは開幕前から予想されていたことだ。チームは再建を進めており、また、アンソニー・ディスクラファーニ、ブランドン・フィネガンら先発ローテーションの軸として期待された投手が長期離脱する状況の中で、プライス監督は勝利を求められる立場ではない。プライス監督に求められていた投手陣の整備が実現されていない状況ではあるものの、主砲ジョーイ・ボットーの脇を固める打者の台頭により、魅力的な打線が形成されつつあることは評価されてしかるべきだろう。
ディック・ウィリアムスGMは「我々の組織は再建が困難で、予測不可能なものであることを理解している。今季は先発投手陣の故障者続出に悩まされた。予定より早くプロスペクトを昇格させることでしか、その穴を埋めることができなかったんだ。実際、今季は7人のルーキーを抱えて開幕を迎えた。監督・コーチ陣はそのなかで上手くチームをまとめてくれているよ」とプライス監督の手腕を評価した。
打線はリーグ内でも平均以上の得点力を有しており、投手陣の整備が進めば上位進出も夢ではないはず。すでに若手右腕のルイス・カスティーヨは結果を残しており、彼に続く投手が台頭すれば、チームの将来はグッと明るくなる。マリナーズとダイヤモンドバックスで投手コーチを進め、その手腕を高く評価されたプライス監督が、再びその手腕を発揮することを期待したい。
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