マリナーズ ヘルナンデス&パクストンが戦列復帰へ前進
2017.9.6 12:01 Wednesday
主力級の先発投手を故障で欠く中でワイルドカード争いに食らいついているマリナーズ。故障離脱中のジェームズ・パクストンとフェリックス・ヘルナンデスは日本時間9月9日に実戦形式の登板を行う予定となっており、戦列復帰に向けて着実に前進している。マリナーズは両投手がワイルドカード獲得へのラストスパートに向けて、チームに貢献してくれることを期待しているようだ。
レギュラーシーズン終了が迫り、マイナーの各階級がシーズンを終える中、パクストンとヘルナンデスの両投手は日本時間9月9日に本拠地セーフコ・フィールドでチームメイトを相手に2イニングまたは3イニングを投げる予定となっている。このステップを順調に消化すれば、来週後半にも両投手が先発ローテーションに復帰することになりそうだ。
戦列復帰を果たしたところでいきなり7イニングや8イニングを投げることを要求されるわけではなく、マリナーズは最初の登板は3イニングないし4イニング程度を任せる方針だ。セプテンバー・コールアップによりブルペンには通常より多くの投手が控えており、両投手が長いイニングを消化できなくとも、残りのイニングをブルペン陣で消化することができる。両投手にはまずは3~4イニング程度をしっかり投げ抜くことが要求される。
スコット・サービス監督は両投手の復帰後、アンドリュー・ムーアとマルコ・ゴンザレスがロングリリーフを担うことになると発言。パクストンとヘルナンデスが3~4イニングを投げ、ムーアとゴンザレスが2~3イニングを投げて本来のブルペン陣にバトンを渡すという形が基本になるだろう。サービス監督は「ヘルナンデスとパクストンが戻ってくるのは非常にありがたい。しかし、彼らはいきなり75~80球を投げることはできないだろう。少なくとも最初の登板に関しては、若手投手が橋渡し役を担うことになるはずだ」と説明した。
たとえ長いイニングを投げることができなくとも、両投手の戦列復帰はマリナーズにとって大きな戦力アップとなるはずだ。レギュラーシーズンは残り24試合。マリナーズは16年ぶりのポストシーズン進出を最後まで諦めない。
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