ブラジル出身の左腕・ゴハラがメジャーデビュー
2017.9.7 10:43 Thursday
日本時間9月7日に行われたブレーブス対レンジャーズのダブルヘッダー第1戦でルイス・ゴハラ(ブレーブス)がメジャー初登板初先発。ブラジル出身の投手としてはアンドレ・リエンゾ、チアゴ・ビエイラに次ぐ史上3人目のメジャーリーガーとなった。
ゴハラはブラジル出身の21歳左腕。2012年8月にマリナーズと契約し、今年1月にマレックス・スミス、シェイ・シモンズとの2対2のトレードでトーマス・バローズとともにブレーブスに加入した。90マイル台後半に達する速球に対する評価が高く、スライダーへの評価も上々。チェンジアップや制球力が向上すれば、先発ローテーションの軸となるような投手へ成長する可能性を秘めている。今季はAアドバンス級で開幕を迎えたが、AA級、AAA級と順調にステップアップ。マイナー3階級合計で26試合(うち先発25試合)に登板し、7勝4敗、防御率2.62の好成績をマークした。
そして、ついにメジャーデビューを果たす日がやってきた。前日の試合が雨天順延となり、メジャーデビューが1日ずれ込んでしまったが、本拠地サントラスト・パークでのレンジャーズ戦に先発。4回6失点と打ち込まれ、敗戦投手になってしまったものの、ツーシームは最速98.2マイル(約158.0km/h)を記録し、スライダーを武器に6三振を奪うなどポテンシャルの高さを見せつけた。「腕の振りが良かったね。変化球も良かったんじゃないかな」とブライアン・スニッカー監督は一定の評価を与えた。
「ここにいられて嬉しいよ。ここに到達するためにたくさんの努力をした。ブレーブスの一員になることができて本当に良い気分だよ」とメジャーデビューを果たした喜びを語ったゴハラ。今季すでにメジャーとマイナーの合計で127.2イニングを投げており、自己最多イニングを大幅に上回っていることもあって、スニッカー監督は次回登板に関して明言を避けた。しかし、今日のピッチングはスニッカー監督に強烈な印象を残したはずだ。メジャー定着に向けての第一歩を踏み出したゴハラの今後の活躍に期待したい。
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