メッツのチームリーダー・ライトが故障からの再起を目指す
2017.9.8 11:00 Friday
相次ぐ故障に悩まされているデービッド・ライト(メッツ)だが、自身のキャリアが終わったとは考えていないようだ。ライトは日本時間9月8日に会見を開き、2018年シーズンの再起に向けて準備を進めていくつもりであることを明らかにした。
2004年にメジャーデビューを果たしたライトは、2005年からの6シーズンで5度のシーズン100打点をマークするなど、メジャーを代表する三塁手として活躍してきた。しかし、2011年以降は故障が多くなり、150試合以上に出場したのは2012年が最後。2015年は38試合、2016年は37試合のみの出場に終わり、今季は右肩の手術によってシーズンを全休することが確定している。
日本時間9月6日に右肩の手術を受けたライトは会見で「僕はまだチームに貢献できると思っているよ。野球に対する情熱や熱い気持ちも残っている」と語り、再起への意欲を見せた。今回の手術によりライトは再びプレイできるようになる見込みだが、回復のスピードや質については不透明な部分も多いという。
来春のスプリング・トレーニングに間に合うかどうかについての議論は、まだライトとチームドクターの間で行われていない。また、ライトはまだ自身が三塁手であると考えているものの、今オフにチームが三塁手の補強に動く可能性があることも理解している。「僕はチームの助けになることなら何でもやるつもりだよ。チームが補強に動くのであれば、ベストの決断をするべきだ」
メッツとの契約は2020年まで残っており、残り3シーズンの年俸は2018年が2000万ドル、2019年が1500万ドル、2020年が1200万ドルとなっている。決して安い金額ではなく、ライトの性格を考えれば、高額年俸に見合う働きができていないことに大きな責任を感じているはずだ。しかし、ライトは引退ではなく、再起をを目指している。35歳で迎える2018年シーズンに、元気なライトの姿を見られることを祈るばかりである。
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