ブラウンが史上145人目の通算300本塁打
2017.9.9 12:30 Saturday
9月に入り各チームがポストシーズンに向けてし烈な戦いを繰り広げる中、メジャーリーグでは1つの記録が生まれた。ブリュワーズのライアン・ブラウンが日本時間9月9日のカブス戦で自身通算300本塁打を達成し、メジャー史上145人目の記録となった。
大台まで残り1本に迫っていたブラウンはこの日「3番 左翼」としてスタメン出場。初回、1死三塁で迎えた第1打席ですぐさま結果を残してみせた。相手先発のジョン・ラッキーが投じた2球目のフォーシームを捉えてその打球は中堅スタンドへと飛び込む今季15号本塁打となった。ブラウンは去る日本時間8月13日でのレッズ戦で通算299号を放ってから約1ヶ月近く本塁打がなく足踏み状態が続いており、20試合本塁打がなかった。試合は彼の久々の一発で得た2点を守り切りブリュワーズがカブスを2対0で下した。
ブラウンはメジャーデビューとなった2007年から34本塁打を放って新人王に選出、2011年にはナ・リーグMVPなど華々しい活躍をみせていたが2013年途中から薬物問題により出場停止処分を受けた経験がある。それでもオールスター選出6回や本塁打王など自慢の打力をいかんなく発揮してブリュワーズのチームの顔として欠かせない選手となった。今季はブリュワーズ躍進の原動力として前半戦ではOPS(出塁率+長打率)は.887を記録、後半戦では打率.289と打撃は上向き状態だ。
とても高かった300本塁打の壁を越えたブラウン。次はチームをポストシーズンへと導くことが最重要課題となる。ちなみに日本時間9月8日現在でブリュワーズはワイルドカード争いにおいて2位のロッキーズと3ゲーム差の3位につけており、まだまだ逆転可能な状態だ。今後も彼のバットに大きな期待がかかる。
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