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ネルソンが右肩の故障で今季絶望

2017.9.10 11:32 Sunday

 今季、エースとして投手陣をけん引してきたジミー・ネルソンが右肩の故障により残り試合の欠場が発表された。現在、チームはワイルドカード争いで3位につけているだけに大きな痛手となった。

 メジャー5年目を迎えたネルソンはここまで12勝6敗 防御率3.49と2年ぶりの2桁勝利を記録するだけではなく、199奪三振や与四球率2.46など先発投手としてどれもキャリアハイの成績を残しており最高のシーズンを送っていた。9月になっても好調を維持して2戦2勝、12回無失点の活躍していたところで無念の離脱が決まった。

 事の発端は日本時間9月9日に行われたカブス戦の5回表、1死走者なしの場面で打者として打席に立ったことから始まる。相手先発のジョン・ラッキーが投じた3球目のカッターを左翼方向へと運んで安打を記録した。しかし、一塁をまわったところでオーバーランしたこともあり一塁に急いで帰塁したところで右肩を痛めてしまった。その後、痛みをこらえて5回まで投げ切り勝利投手の権利を得たところで降板。チームも逃げ切り、ネルソンに今季12勝目の勝ちがついた。

 そして試合後の検査によって正式に今季の残り試合欠場が決まった。現時点では手術することも選択肢に入っているようだが、実際に行うかどうかは不明だ。チームを率いるクレイグ・カウンセル監督は「ネルソンは今季、先発の一角としてとてもよく投げてくれたと思う。今回のことは本人にもチームにとっても残念なことだが、彼のケガが早く回復することを願う」と話している。

 ワイルドカード争いも佳境に入り、1勝がとても大きな意味をもつこの9月。エースを失ったブリュワーズはポストシーズンに進出することができるのか、今後もギリギリの戦いが続く。


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