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ナショナルズが2年連続の地区優勝

2017.9.11 08:14 Monday

 ナショナルズが第一関門を突破した。優勝マジックを「2」として迎えた日本時間9月11日にフィリーズを3対2で下して勝利。また、同時に他球場で行われていた2位のマーリンズが敗れたことでナショナルズの2年連続となる地区優勝を決めた。

 0対0で迎えた6回裏、先頭打者のトレイ・ターナーが右翼への三塁打で出塁すると、続くエイドリアン・サンチェスに適時二塁打が飛び出してナショナルズが2点を先制した。その後の8回裏の攻撃ではターナーが今季9号ソロを放って3対0とリードを広げ、最後はライアン・マドソンが2失点したものの後続を断って勝利。先発のスティーブン・ストラスバーグが8回2安打無失点、10奪三振の圧巻の投球を披露してフィリーズ打線を完璧に抑えた。

 これまでを振り返るとシーズン序盤からブライス・ハーパーやライアン・ジマーマンら強力打線を擁して他チームを圧倒したナショナルズは途中、故障者が続出した時期もあったが、チーム打率.269のナ・リーグ2位の好成績を収めていた。野手では8月中にハーパーが戦線離脱するアクシデントに見舞われたものの、その逆境を跳ね返して9月には5連勝を記録、選手の穴を全員でカバーしての地区制覇となった。

 一方の投手陣はエースのマックス・シャーザーやストラスバーグ、ジオ・ゴンザレスの先発三本柱が機能して3人で41勝を挙げた。彼らの後の先発ローテーションはタナー・ロアークを筆頭にエドウィン・ジャクソンやジョー・ロスが定着したことで盤石な先発陣を形成することに成功した。しかし、不安要素はリリーフ陣にあり防御率2.66のナ・リーグワースト2位に沈んだ。それでもアスレチックスからショーン・ドゥーリトルとマドソン、ツインズからブランドン・キンツラーを加入させ、改善に努めていた。

 次に狙うはディビジョン・シリーズ制覇。昨年はドジャースに2勝3敗と敗れているためにここでワールドシリーズへの道が断たれている。昨年の悔しさを晴らすためチームは一丸となって次の関門に挑む。


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