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昨季新人王・フルマー 右肘手術で今季終了

2017.9.12 11:16 Tuesday

 昨季のア・リーグ新人王であるマイケル・フルマー(タイガース)のメジャー2年目は、レギュラーシーズン閉幕を待たずして終了した。今季の彼を悩ませていた右肘の痺れや痛みを取り除くために、ジェームズ・アンドリュース医師による手術を受けることを決断したのだ。手術は日本時間9月12日に予定されており、回復には3~4ヶ月を要すると見られている。

 フルマーとタイガース球団は、今季最終登板となった日本時間8月30日のロッキーズ戦の試合後にアンドリュース医師に意見を求めた。フルマー自身は手術を回避することを希望していたが、最終的には来季を万全の状態で迎えるために手術を受けることを選択した。「8月末が決断のデッドラインだと考えていたんだ。このまま投げ続けるか、来季のために手術を受けるか。チームのことを考えると、来年のスプリング・トレーニングに向けて準備を進めるのが最善であり、最優先だと思ったんだ」とフルマーは決断の理由を語った。また、アンドリュース医師からも手術を受けることを勧められていたようだ。

 回復には3~4ヶ月を要する見込みだが、来春のスプリング・トレーニングには間に合う見込みである。昨年9月にジェイコブ・デグロム(メッツ)が同様の手術を受け、今春のオープン戦で登板することができた(もちろん開幕にも間に合った)。ちなみに、デグロムの同僚であるスティーブン・マッツ(メッツ)も先月、同様の手術を受けている。

 フルマーは今季、25試合に登板して10勝12敗、防御率3.83を記録。登板試合数は昨季より1試合減少してしまったが、昨季の159イニングを上回る164.2イニングを投げ、初めて規定投球回をクリアした。クオリティ・スタートも昨季の15度を上回る18度記録し、2年連続となる2ケタ勝利をマーク。いわゆる「2年目のジンクス」に苦しむことなく、先発ローテーションの一角としての役割を十二分に果たしたシーズンだった。来季は右肘の状態が万全となったフルマーが、さらなる活躍を見せてくれることだろう。


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