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レンジャーズ 有望株・カルフーンがメジャー昇格

2017.9.13 11:00 Wednesday

 ロースター枠が25人から40人に拡大する9月、いわゆる「セプテンバー・コールアップ」によって各球団の有望株が続々とメジャー昇格を果たしている。レンジャーズは今年7月にダルビッシュ有とのトレードで獲得した3選手のうちの1人であるウィリー・カルフーンをメジャーへ昇格させることを決定した。

 カルフーンの代理人がカルフーンへ電話したとき、カルフーンはガールフレンドとのディナー中で、しかも携帯電話を自宅に置いてきていた。代理人はカルフーンのガールフレンドへ電話し、レンジャーズのアシスタントGMであるジェイス・ティングラーに連絡するように伝えた。カルフーンがティングラーに電話すると、カルフーンはアリゾナからカリフォルニアへドライブする予定を破棄せざるを得なくなった。その代わりに、およそ3時間の睡眠の後、ダラス行きの飛行機に飛び乗ったのだった。

 そして日本時間9月13日のマリナーズ戦にカルフーンは「7番・レフト」で先発出場している。「夢が叶ったよ。子供の頃からずっと夢見てきたことなんだ。メジャー昇格の知らせを聞いたときはとても興奮したよ。こんなに嬉しいことはないし、ここに来ることができてとても幸せだよ」とカルフーンはメジャー昇格の喜びを口にした。

 カルフーンは2015年のドラフトでドジャースから4巡目(全体132位)指名を受けてプロ入り。身長173cmと小柄ながらパンチ力を秘め、昨季はAA級とAAA級の2階級合計で27本塁打、88打点をマークした。今季はAAA級で開幕を迎え、7月末にダルビッシュとのトレードでA.J.アレクシー、ブレンドン・デービスとともにレンジャーズに加入。AAA級では移籍前後を合わせて128試合に出場し、打率.300、31本塁打、93打点、OPS.927の好成績をマークしている。プロ入り当初は二塁手だったが、レンジャーズ移籍後はレフトでの出場が大半を占めており、メジャーでも主に外野を守ることになりそうだ。

 公式サイトのプロスペクト・ランキングでは球団2位にランクインしているカルフーン。22歳の若武者がメジャーの舞台でどんなプレイを見せてくれるのか。メジャーリーグにまた一人、楽しみな選手が加わった。

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