【戦評】クルーバー無四球完封!インディアンス20連勝
2017.9.13 12:03 Wednesday

驚異の快進撃を続けるインディアンス。日本時間9月13日のタイガース戦ではエース右腕のコリー・クルーバーが今季2度目の無四球完封を達成する快投を見せ、ついに2002年アスレチックスが記録した20連勝のア・リーグ記録に肩を並べた。
タイガースは初回、先頭打者のイアン・キンズラーが二塁打で出塁すると、2番アレックス・プレスリーが送りバント。インディアンスの連勝ストップのために執念を見せたが、クルーバーは3番ミゲル・カブレラと4番ニコラス・カステヤーノスを連続三振に抑え、先制点を与えなかった。するとその裏、インディアンスはフランシスコ・リンドーアの30号先頭打者アーチであっさり先制。勢いの違いを見せつけるかのような初回の攻防だった。
クルーバーは初回に一死三塁のピンチを背負ったものの、それ以降は連打を許さず、三塁を踏ませない安定感抜群のピッチング。四球を1つも与えず、1イニングに複数安打を許すこともなく、まさに危なげのないピッチングを展開した。打線は2度の満塁のチャンスを潰すなど、なかなか追加点を奪えずにいたが、6回裏に相手投手の暴投で追加点。今日のクルーバーには2点あれば十分だった。
全く隙を見せない盤石の戦いぶりで20連勝に到達。2002年アスレチックスのア・リーグ記録(20連勝)に並び、1935年カブスのメジャー記録(21連勝)まであと1に迫った。1916年ジャイアンツが引き分けを挟んで27試合で26連勝をマークしているが、まずは1935年カブスのメジャー記録が次なる目標となる。20連勝の期間中、先発投手陣は18勝0敗、防御率1.71と安定感抜群のパフォーマンスを披露。明日先発予定のマイク・クレビンジャーも直近3先発で計18イニング無失点と素晴らしいピッチングを続けており、21連勝達成に大きな期待がかかる。
「連勝については全く気にしていないよ」とクルーバーが語ったように、自然体の野球を続けるインディアンス。このまま負けずにワールドシリーズ制覇まで上り詰めてしまうのではないか。そう思わせてしまうくらいの強さが今のインディアンスにはある。
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