【戦評】インディアンス ア・リーグ新記録の21連勝
2017.9.14 12:55 Thursday

快進撃を続けるインディアンスがついにア・リーグ新記録を樹立した。インディアンスは日本時間9月14日のタイガース戦に5-3で勝利。これで21連勝となり、2002年にアスレチックスが作った20連勝のア・リーグ記録を15年ぶりに更新したのだ。
20連勝中にリードを許したのは4イニングだけという強さを誇るインディアンスは、この日もその強さを見せつけた。1回表にジャイマー・キャンデラリオのタイムリー二塁打で先制を許したものの、その裏にジェイ・ブルースの34号スリーランであっという間に逆転。3回裏にエドウィン・エンカーナシオンのタイムリーでリードを3点に広げ、6回表には1点差に詰め寄られたものの、7回裏にロベルト・ペレスの6号ソロで突き放し、結局イニング単位で見れば最後までリードを許さなかった。
先発のマイク・クレビンジャーは4試合ぶりの失点を喫したものの、5.2イニングを投げて3失点(自責点1)と試合を作り、その後はニック・グッディ、タイラー・オルソン、ブライアン・ショウ、コディ・アレンの4投手が無失点リレー。連勝期間中のチーム防御率が1点台という強力投手陣が、この日も安定したパフォーマンスを発揮した。
「彼らは野球を楽しんでいるんだと思うよ」とテリー・フランコーナ監督。インディアンスの選手たちは連勝中、特に連勝のことを気にせず自然体でプレイしていることを強調していたが、この日も21連勝を締めくくったクローザーのアレンは「(21連勝は)とても素晴らしいし、間違いなく栄誉なことだ。でも、これはプロセスの一部に過ぎないんだ。僕たちはできるだけ多くの試合に勝とうとしている。全部勝てるなら素晴らしいけどね」と連勝を気にせず、目の前の一戦に集中していることを強調した。
21連勝は1935年のカブスと並んでメジャーリーグ史上2位の数字。メジャーリーグ記録は1916年にジャイアンツが記録した26連勝(雨天コールドにより同点で終了した1試合を挟む)だとされており、インディアンスはあと5に迫っている。安定感抜群の戦いを続けるインディアンス。今のインディアンスに関する疑問はただ一つ、「どこまで連勝が続くのか」ということだけだろう。
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