シーズン本塁打の新記録誕生!17年ぶりの記録更新
2017.9.21 05:40 Thursday
日本時間9月20日、シーズン5693本塁打(2000年)のメジャーリーグ記録がついに更新された。ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)らが本塁打続出のシーズンを牽引してきたが、記念すべき5694本目の本塁打を放ったのは極度の打撃不振に苦しむあの男だった。
タイガース対アスレチックス戦の5回裏、アレックス・プレスリー(タイガース)がダニエル・ゴセット(アスレチックス)から2号ソロを放ち、5693本塁打のメジャーリーグ記録に並んだ。そしてロイヤルズ対ブルージェイズ戦の8回表、アレックス・ゴードン(ロイヤルズ)がライアン・テペラ(ブルージェイズ)から8号ソロを放ち、これが記念すべき記録更新の一発となった。レギュラーシーズン12日を残しての記録更新である。
ゴードンは今季137試合に出場して打率.209、8本塁打、44打点、OPS.600の大不振。OPS.692に終わった昨季の数字すら下回り、長打率.314とOPS.600は規定打席に到達している150人の中でワーストの数字である。そのゴードンが記録更新の一発を放ったのだから面白い。
今季はシーズン本塁打以外にも本塁打に関する記録が続々と生まれている。1試合複数本塁打を記録した選手は延べ374人。これは1999年の362人を上回る新記録である。日本時間5月31日から6月27日にかけての28日間は、1試合複数本塁打を記録した選手が毎日現れた。さらに、日本時間9月20日にヤスマニ・グランダル(ドジャース)とイアン・キンズラー(タイガース)が20号本塁打を放ち、これで今季20本塁打に到達した選手は110人となった。歴代最多記録は昨季の111人。こちらも記録更新は間違いないだろう。
ジャッジ、コディ・ベリンジャー(ドジャース)のほか、リース・ホスキンス(フィリーズ)、マット・オルソン(アスレチックス)といった新時代のスラッガーたちが続々と台頭してきた2017年シーズン。記録にも記憶にも残る一年となったことは間違いないだろう。
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