ナショナルズ・ハーパー 体調不良で戦列復帰延期
2017.9.26 11:34 Tuesday
日本時間9月26日に戦列復帰が予定されていたブライス・ハーパー(ナショナルズ)だが、ラインナップにその名前はなかった。体調不良により、ナショナルズはハーパーの復帰までに少なくともあと一日待たねばならなくなったようだ。
左膝の故障により日本時間8月14日に故障者リスト入りしたハーパー。ナショナルズは当初、日本時間9月26日のフィリーズ戦でハーパーを戦列復帰させる計画だった。しかし、試合当日になって体調不良が発覚。ハーパーの戦列復帰は先延ばしになり、この日はチームのトレーニング・スタッフによる治療を受けた。
すでに地区優勝と地区シリーズの本拠地開催を決めているナショナルズはポストシーズンに向けて、レギュラーシーズンの残り試合でハーパーに調整をさせる予定である。残念ながら今日の試合は欠場となってしまったものの、もし明日戦列復帰を果たせば、6試合を調整に使うことができる。ナショナルズにとってハーパーが万全のコンディションで戻ってくることはこの上ない戦力アップであり、消化試合とはいえ明日からの6試合は大きな意味を持つことになるだろう。
ハーパーにとっての課題はただ一つ。打席でのタイミング、要するに試合感覚を取り戻せるかということだけである。ハーパーはオフシーズンとスプリング・トレーニングの間に数多くの打ち込みをこなしてレギュラーシーズンに突入する。長い期間をかけて行う準備を残りの6試合で行わなければならないのである。ダスティ・ベイカー監督はハーパーにどれだけの打席を与えるのか、ハーパーの調整が完了するまでにどれだけの打席が必要なのかといった点に関して具体的な数字は明らかにしていないが、ハーパーの調整を優先した采配で残り6試合を戦うはずだ。
リーグ屈指の強力打線を誇り、マックス・シャーザー、スティーブン・ストラスバーグら強力先発投手陣を抱え、夏場の補強によりブルペンにも安定感が出てきたナショナルズ。球団史上初のワールドシリーズ制覇に向けて、ハーパーがラストピースとなるに違いない。
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