ハーパーが戦列復帰 「2番・ライト」でスタメン出場中
2017.9.27 09:23 Wednesday
球界を代表するスター選手、ブライス・ハーパー(ナショナルズ)が日本時間9月27日のフィリーズ戦でついに戦列復帰。日本時間8月13日以来の出場となる公式戦に「2番・ライト」で先発出場している。
ハーパーは日本時間8月13日の試合で一塁を駆け抜けた際に左膝を負傷。翌日に故障者リスト入りし、42試合を欠場した。その間、チームはハーパー不在の穴を埋めるために奮闘し、26勝16敗をマーク。期間中の勝率.615はハーパー離脱前の.605を上回っていた。1試合平均得点4.1はリーグ11位に過ぎず、ハーパー離脱によって得点力は低下したものの、リーグ1位の防御率3.23を記録した投手陣の頑張りによって主砲不在の期間を乗り切った格好だ。
ナショナルズにとってはハーパーがポストシーズンで「ぶっつけ本番」とならなかったことは好材料だ。レギュラーシーズンは今日を含めて6試合残っており、ポストシーズンの戦いが始まる前にハーパーに25打席程度を与えることができる。この6試合の間にハーパーが試合感覚を取り戻し、ポストシーズンで本来の打棒を発揮してくれることがナショナルズにとってベストのシナリオとなる。
ハーパーは故障離脱までに打率.326、29本塁打、87打点、OPS1.034の好成績をマーク。MVPを受賞した2015年に匹敵する数字を残し、強力ナショナルズ打線を牽引していた。今季もMVPレースの先頭付近を走っていたが、1ヶ月半にわたる故障離脱により個人タイトル獲得は絶望的。しかし、数字にとらわれることなくポストシーズンに向けての準備に専念できることはむしろ明るい材料かもしれない。
試合は現在3回裏のフィリーズの攻撃中。ハーパーはフィリーズ先発のジェイク・トンプソンの前に第1打席はストレートの四球、第2打席はチェンジアップにタイミングが合わず空振り三振となっている。
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