【戦評】マカッチェンが2本塁打含む4安打8打点の大暴れ
2017.9.27 11:25 Wednesday

絶好調の2ヶ月(6月~7月)を経て調子を落としていたアンドリュー・マカッチェン(パイレーツ)が自身初のグランドスラムを放つなど、2本塁打を含む4安打8打点の大暴れ。球団では2004年7月2日のジェイソン・ベイ以来13年ぶりとなる1試合8打点の大活躍でチームの大勝に大きく貢献した。
マカッチェンは1回裏の第1打席でオリオールズ先発のケビン・ゴーズマンから先制タイムリー二塁打を放つと、二死満塁で回ってきた2回裏の第2打席で高めのフォーシームを捉え、センターへ27号グランドスラムを叩き込んだ。マカッチェンにとってキャリア1342試合目、満塁での通算98打席目で飛び出した自身初の満塁弾。本人もそれを知っていたのか、スタンドインを確信すると両手を広げて喜びをあらわにし、ファンの大歓声にはカーテンコールで応えた。
これに気を良くしたマカッチェンは5回裏の第3打席でセンター前ヒットを放ち、サイクルヒット達成に王手。そして一死一、二塁のチャンスで回ってきた6回裏の第4打席。三塁打が出ればサイクルヒット達成という打席だったが、マカッチェンは右中間へ「サイクル超え」となる28号スリーランを叩き込み、球団13年ぶりの1試合8打点をやってのけた。
中堅手が1試合で「4安打・3長打・2本塁打・8打点」を全てクリアしたのは2012年5月8日のジョシュ・ハミルトン以来5年ぶり、史上6人目の快挙。ハミルトン以外にもケン・グリフィーJr.、マーク・ウィッテン、フレッド・リン、ウィリー・メイズと豪華な名前が並んでいる。
パイレーツ先発のトレバー・ウィリアムスは6イニングを投げてオリオールズ打線をクリス・デービスの26号ソロによる1点のみに抑える好投を見せ、今季7勝目(9敗)をマーク。7回以降の3イニングを無失点に抑えた2番手スティーブン・ブロールトにはキャリア初セーブが記録された。
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