【戦評】ロッキーズ打線爆発 ワイルドカード獲得へ前進
2017.9.28 11:29 Thursday

試合終盤にマーリンズの反撃に遭ったものの、ロッキーズが打線爆発で奪ったリードを守り抜いて逃げ切り。この試合が終了した時点でロッキーズのワイルドカード獲得に向けてのマジックナンバーは3となった(マジック対象チームのブリュワーズは現在試合中)。
ワイルドカード獲得を目指すロッキーズは2回裏、イアン・デズモンドの7号スリーラン、チャーリー・ブラックモンのタイムリー、トレバー・ストーリーの2点タイムリーで一挙6点を先制し、マーリンズ先発のアダム・コンリーをノックアウト。3点差に詰め寄られた直後の4回裏にはストーリーの2点タイムリー二塁打とデズモンドのタイムリーで3点を奪って突き放し、6回裏にはカルロス・ゴンザレスの2点タイムリー二塁打、ライメル・タピアの2点タイムリー二塁打、ブラックモンのタイムリーで5点を追加した。
投げては先発のジョン・グレイが6回3失点にまとめ、打線に大量援護にも恵まれて2年連続の2ケタ勝利となる10勝目(4敗)をマーク。「登板するときはこういうピッチングをしたいんだ。同僚やチームのために、いいピッチングができて良かったよ」とチームを勝利に導いた自身のピッチングに納得の様子だった。グレイはこれで13先発連続で3失点以下。これはウバルド・ヒメネス(現オリオールズ)の14先発連続に次ぐ球団史上2位の数字である。8月以降は7勝2敗、防御率2.44とエースと呼ぶにふさわしいピッチングを続けており、一戦必勝のワイルドカード・ゲームで先発することが確実視されている。
ロッキーズはレギュラーシーズン残り3試合。ナ・リーグ最高勝率を確定させたドジャースとの3連戦を残すのみとなっている。ただし、ドジャースはアストロズやインディアンスとメジャー最高勝率を争っており、完全な消化試合というわけではない。ロッキーズとしては決して楽な戦いではないが、意地でも勝利をもぎ取り、8年ぶりのポストシーズン進出を確定させたいところだろう。
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