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【戦評】Dバックスが2点ビハインドを跳ね返し逆転サヨナラ

2017.9.28 12:02 Thursday

 ワイルドカード・ゲームの本拠地開催をすでに決めているダイヤモンドバックスが日本時間9月28日のジャイアンツ戦で劇的な逆転サヨナラ勝ち。2点ビハインドで迎えた9回裏にJ.D.マルティネスの45号ソロなどで同点に追い付き、最後は一死満塁からデービッド・ペラルタが押し出し四球を選んで試合を決めた。

 ダイヤモンドバックスがブレイデン・シップリー、ジャイアンツがジェフ・サマージャの先発で始まったこの試合。ジャイアンツがパブロ・サンドバルの2本のタイムリー二塁打などで3回までに3点を先制し、5回裏にダイヤモンドバックスがジェイク・ラムの29号ソロで1点を返してジャイアンツが2点をリードしたまま最終回を迎えた。

 ジャイアンツはサム・ダイソンをマウンドへ送り込んだが、ダイヤモンドバックスは先頭打者のマルティネスが一発を放ち1点差。さらに2安打と敬遠四球で一死満塁のチャンスを作り、ジョン・ライアン・マーフィーのショートゴロが野選となって同点に追い付いた。そしてペラルタが四球を選んで試合終了。2点差をひっくり返して逆転サヨナラ勝ちを飾り、グラウンドには歓喜の輪が広がった。

 トーリ・ロブロ監督はジャイアンツ相手にサヨナラ勝ちを飾った開幕戦を思い出したという。「とても似ていたよね。最終回はあの試合と同じような感覚だったよ」。思えば、リーグ3位の勝率を誇るダイヤモンドバックスの快進撃はあの試合から始まったのだった。

 レギュラーシーズン3試合を残しているダイヤモンドバックスだが、本拠地開催のワイルドカード・ゲームを見据えてザック・グレインキーの登板予定を変更するなど、すでにポストシーズンに向けての準備を始めている。ホームで今季13勝1敗という抜群の相性の良さを誇るグレインキーで一戦必勝を期し、「左のエース」にして「ドジャース・キラー」でもあるロビー・レイでドジャースを迎え撃つ戦法だ。強力な左右の二枚看板を抱えるダイヤモンドバックスはポストシーズンで面白い存在になりそうだ。


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