レンジャーズが先発左腕・ペレスの来季オプションを行使
2017.9.29 11:02 Friday
ポストシーズン進出を逃し、来季に向けて動き始めているレンジャーズ。投手陣の立て直しが課題の一つとなっている中、球団は先発左腕のマーティン・ペレスに年俸600万ドルの来季オプションを行使する意思を伝えたようだ。
レンジャーズは2013年11月にペレスと総額1250万ドルの4年契約(2014-2017)を結んだ。今季がその契約最終年となっていたが、来季以降3年間の契約は球団オプションとなっており、契約の選択権は球団にある。2018年は年俸600万ドルで契約するか、245万ドルを支払って契約を破棄するかの二択となっていたが、投手陣の人材が極めて不足しているというチーム事情もあり、球団はオプションを行使する方針を固めた。なお、2019年は年俸750万ドル(またはバイアウト75万ドル)、2020年は年俸900万ドル(またはバイアウト25万ドル)となっている。
「僕は来年もここでプレイしたい。できることなら向こう3年間はここでプレイしたいんだ」とレンジャーズへの愛着を語ったペレス。今季は31試合に先発して自己最多の12勝(12敗)をマークし、防御率4.83、113奪三振という成績を残している。直近の10先発では7勝2敗、防御率3.63と安定。「僕のキャリアはここで始まったんだ。そして、ここでキャリアを終えたいとも思っているよ」と語るペレスが来季も先発ローテーションの一角を担うことは間違いない。
2015年にトミー・ジョン手術からの復帰を果たしたペレスは昨季33試合、今季31試合に先発。ここ2シーズンで計64試合以上に先発しているのはメジャー全体で10人だけである。ペレスは明日のアスレチックス戦で先発予定。規定投球回をクリアしたシーズンでは自身初となる勝ち越しを目指すことになる。「良い形でオフシーズンに入れるといいね。そして来季に向けての準備を始めようと思う」と語ったペレス。今季最終登板での好投に期待したい。
関連ニュース
9月13日 レンジャーズ 有望株・カルフーンがメジャー昇格
関連動画