ロッキーズが8年ぶりポストシーズン進出
2017.10.1 13:49 Sunday
ワイルドカードへの最後のイスをかけてロッキーズとブリュワーズによるし烈な争いがついに決着のときを迎えた。日本時間9月30日時点でポストシーズン進出へマジック1としていたロッキーズだったが、ワイルドカード争いで3位につけているブリュワーズがカージナルスに敗れたため、ドジャース戦の開始前に8年ぶりに次のステージに駒を進めることが決まった。
ロッキーズ全員がその行方を見守っていた3位のブリュワーズは3回表終了時点で6対0と大量リードを奪っていたが、先発のジュニア・ゲラがカージナルス打線につかまり一挙に3失点、その後は6対4と2点差に追い上げられたまま迎えた8回裏にハリソン・ベーダ―の適時打などで6対7と逆転され、そのまま敗戦となった。これを見届けたロッキーズの選手達はワイルドカード決定の勢いそのままにドジャースのエース、クレイトン・カーショウに挑んだ。
2回裏、先頭打者のカルロス・ゴンザレスが右中間へ14号ソロを放って先制すると続くイアン・デズモンド、ジョナサン・ルクロイの連続安打などで一気に3点を加え、カーショウを攻め立てる。ロッキーズの先発、ヘルマン・マルケスは6回までドジャース打線をわずか3点に抑える好投で試合をつくるが、2番手のタイラー・チャットウッドが3対3の同点の場面からクリス・テイラーの内野ゴロの間に1点を失って3対4と勝ち越しを許した。
直近3試合でチーム打率.370のロッキーズ打線はカーショウを4回で降板させる攻撃をみせたが代わったリリーフ陣を攻めきれず結果、3対5で敗れてしまった。しかし、ワイルドカード進出は既に決まっていることから試合後のシャンパンファイトで喜びを爆発させた選手達。既に第1ワイルドカードが決定しているダイヤモンドバックス戦を見据えている。一発勝負のこの試合、先発はジョン・グレイとザック・グレインキーの投げ合いが濃厚となっている。果たしてディビジョンシリーズに進出するのはどちらのチームになるのだろうか。
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