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メッツのコリンズ監督がフロント入りへ

2017.10.2 06:50 Monday

 今季、ナ・リーグ東地区4位と下位に沈んだメッツは指揮を執るテリー・コリンズ監督を今後はフロント入りさせることを発表した。当初は68歳という年齢から球界から引退するのでは、との話もあったが本人がこれを否定しており今後の去就が注目されていた。

 2011年11月にチーム歴代20人目の指揮官となったコリンズ監督は就任初年度こそ4位に終わるも2015年には地区優勝を果たし、ワールドシリーズまで進出した。結果的にロイヤルズに1勝4敗で敗れてしまうが、前年度は地区2位と2年連続上位に喰い込んだことで今後の戦いが期待された。昨年は投手陣の故障に泣いた年となるもチームはワイルドカードを獲得し2年連続でポストシーズンを経験した。

 今年も前年に引き続き投手陣のケガに悩まされたメッツ。エースのノア・シンダーガードをはじめ、マット・ハービーやスティーブン・マッツなど主力の先発投手達が離脱する中で奮闘したのは今季15勝を挙げたジェイコブ・デグロムだった。一方の打線もジェイ・ブルースやカーティス・グランダーソンら主軸を担っていた選手達を放出し、チーム内有望株ランキングトップ2のアメッド・ロザリオとドミニク・スミスら若手を起用する方針に路線変更。そして9月にはブルージェイズからFAとなった青木宣親を加えて終盤戦に臨んでいた。

 日本時間10月2日のレギュラーシーズン最終戦をもって辞任することになったコリンズ監督は今後はアドバイザーの立場としてチームを支えていくという。ちなみに現在、新監督の候補としては打撃コーチのケビン・ロング氏をはじめ、ホワイトソックスで監督経験のあるロビン・ベンチュラ氏など計4人の名前が挙げられている。新監督の決定までに面談など多くのプロセスを要するため、しばらく時間がかかりそうだ。


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