シャーザー軽症も先発ローテーション変更の可能性
2017.10.2 12:46 Monday
日本時間10月1日のパイレーツ戦で右ハムストリングを痛めて降板したマックス・シャーザー(ナショナルズ)。MRI検査の結果、右ハムストリングは軽症であることが判明し、シャーザー自身も登板翌日のルーティンを問題なくこなしている状況だが、ダスティ・ベイカー監督は日本時間10月7日に開幕するカブスとの地区シリーズにおける先発ローテーションに変更を加える可能性があることを示唆している。
ベイカー監督は「シャーザーは大丈夫だと思うよ」とエースの状態を楽観視する一方で、「いつ彼を先発させるかというのは我々が決断すべきことだ」とエースを第1戦で先発させることを明言しなかった。もし、首脳陣がシャーザーに1日多く余裕を与えたいと考えるのであれば、シャーザーを第2戦に回し、スティーブン・ストラスバーグに第1戦を任せることもできる。この場合でもシャーザーを第2戦、第5戦と2試合に先発させることは可能であり、ベイカー監督はシャーザーのコンディションを見極めて第1戦を任せるのか、第2戦に回すのかを判断することになるだろう。
右ハムストリングを痛めて緊急降板したシャーザーだが、「ポストシーズンの試合であれば投げ続けていただろう」と語り、軽症であることを強調。その一方で、「現時点では何も言えないね」とベイカー監督と同様、自身の登板予定については明言を避けた。しかし、パイレーツ戦での緊急降板はシャーザーが投げられない状態であったわけではなく、チームがポストシーズンに向けて大事をとった結果であるようだ。
今季は31試合に先発して16勝6敗、防御率2.51の好成績をマークし、268奪三振で2年連続の奪三振王に輝いたシャーザー。このエース右腕を欠くような事態になればナショナルズにとっては大ダメージになりかねなかったため、軽症であることは朗報と言えるだろう。シャーザーのコンディションさえ問題なければ、リーグ防御率5傑に3投手(シャーザー、ストラスバーグ、ジオ・ゴンザレス)を送り込み、13勝のタナー・ロアークを4番手に抱えるナショナルズがワールドシリーズ制覇の有力候補であることは間違いない。まずは昨季王者のカブスを撃破し、球団史上初のワールドシリーズ進出に向けて弾みをつけたいところだろう。
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