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最終週のMVPはコレアとマカッチェン

2017.10.3 10:24 Tuesday

 レギュラーシーズン最終週(第26週=9月25日~10月1日)の週間最優秀選手が発表され、ア・リーグはカルロス・コレア(アストロズ)、ナ・リーグはアンドリュー・マカッチェン(パイレーツ)が選出された。

 コレアは打率.520(25打数13安打)、3本塁打、10打点、OPS1.611と驚異の打棒を発揮し、昨年8月以来自身3度目の週間MVP受賞となった。打率.520、13安打、8得点、10打点はいずれもリーグトップ、出塁率.571は同2位、4二塁打は同2位タイ、長打率1.040は同3位、3本塁打は同3位タイにランクイン。アストロズの選手による同賞受賞は第9週のジョージ・スプリンガー、第14週のホゼ・アルトゥーベに次いで今季3人目となった。アストロズは9月25日から28日にかけての4試合で49得点・9失点と相手チームを圧倒。4試合連続で9点以上をリードして勝利したのは1887年のデトロイト・ウルバリンズ以来130年ぶりだった。この圧勝劇の立役者がコレアであり、コレアは26日からの3試合で10安打、なかでも27日から2試合連続で4安打を放つなど大活躍を見せた。9月3日の戦列復帰以降、21日までに出場した17試合で打率.182、1本塁打、OPS.486というスランプに陥っていたコレアだが、シーズン最終盤に復調。打率.315、24本塁打、84打点、OPS.941という成績でレギュラーシーズンを終え、球団の遊撃手によるシーズン本塁打記録を更新しただけでなく、デビューから3年連続で20本塁打以上を放ったメジャーリーグ史上初の遊撃手となった。

 マカッチェンは打率.471(17打数8安打)、2本塁打、9打点、OPS1.526の好成績をマークし、2015年8月以来自身7度目の週間MVPに輝いた。9打点と長打率1.000はリーグトップタイ、打率.471は同3位、6得点と2本塁打は同3位タイにランクイン。パイレーツの選手による同賞受賞は今季初であり、昨年9月にショーン・ロドリゲスが受賞して以来となった。マカッチェンが輝いたのは9月26日のオリオールズ戦。マカッチェンはこの試合でキャリア初の満塁本塁打を放つなど4打数4安打、2本塁打、8打点の大活躍を見せた。通算200本塁打を超えてから初の満塁本塁打を放ったのはメジャーリーグ史上6人目という珍記録。過去5人はサミー・ソーサ、ジェフ・バグウェル、ボブ・ホーナー、カーク・ギブソン、エリック・キャロスという豪華な顔ぶれである。マカッチェンは打率.279、28本塁打、88打点、11盗塁、OPS.849という成績でレギュラーシーズンを終了。来季の契約は年俸1475万ドルの球団オプションとなっているが、パイレーツがこのオプションを行使することは確実であり、おそらく来季がパイレーツで過ごす最後のシーズンになりそうだ。


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