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9月の最優秀選手はジャッジとJ.D.マルティネス

2017.10.3 10:49 Tuesday

 日本時間10月3日、9月の各賞受賞者が発表され、月間最優秀選手にはアーロン・ジャッジ(ヤンキース)とJ.D.マルティネス(ダイヤモンドバックス)が選出された。

 ジャッジは27試合に出場して打率.311(90打数28安打)、15本塁打、32打点、OPS1.352の好成績をマークし、6月に続いて今季2度目の月間MVP受賞となった。29得点、15本塁打、32打点、28四球、出塁率.463、長打率.889、OPS1.352はいずれもリーグトップの数字であり、打率.185に終わった8月の不振を脱して完全復調。15本塁打は今季のどの月よりも多く、OPS1.352は今季のどの月よりも高かった。ジャッジは9月20日のツインズ戦で今季100打点に到達し、「100得点・100打点・100四球」をクリア。球団ではルー・ゲーリッグ、ベーブ・ルース、ミッキー・マントルらに次いで史上8人目の快挙となった。打率.284、52本塁打、114打点、9盗塁、OPS1.049という好成績でレギュラーシーズンを終え、本塁打王に輝いたジャッジ。新人王獲得はほぼ間違いないが、MVPの有力候補にも挙げられており、1975年のフレッド・リン(レッドソックス)、2001年のイチロー(マリナーズ)に続く史上3人目のダブル受賞が期待されている。

 マルティネスは24試合に出場して打率.404(99打数40安打)、16本塁打、36打点、OPS1.409という驚異的な活躍を見せ、自身初の月間MVPに輝いた。ダイヤモンドバックスの野手が同賞を受賞するのは2013年8月のマーティン・プラド以来4年ぶり。9月には2度の週間MVPを獲得し、1シーズンで4度受賞という史上初の快挙も成し遂げた。打率.404、26得点、16本塁打、36打点、長打率.970、OPS1.409はいずれもリーグトップ、40安打は同2位、出塁率.439は同4位の好成績だった。マルティネスは9月14日のロッキーズ戦で7試合連続打点を記録。これは2002年のルイス・ゴンザレスと2013年のポール・ゴールドシュミットが記録した8試合連続に次ぐ球団史上3位タイの数字である。また、マルティネスは今季タイガースとダイヤモンドバックスでプレイして計45本塁打を放ったが、1シーズンに複数球団でプレイして40本塁打以上を放ったのは1996年のグレッグ・ボーン、1997年のマーク・マグワイア、2000年のデービッド・ジャスティス、2008年のアダム・ダンに次いで史上5人目のことだった。さらに、9月の月間16本塁打は1949年のラルフ・カイナーに並ぶナ・リーグ記録となっている。規定打席不足ながら打率.303、45本塁打、104打点、OPS1.066という素晴らしい成績を残したマルティネス。ポストシーズンでの活躍にも期待したい。


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