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9月の最優秀投手はクルーバーとストラスバーグ

2017.10.3 11:21 Tuesday

 日本時間10月3日、9月の各賞受賞者が発表され、月間最優秀投手にはコリー・クルーバー(インディアンス)とスティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)が選出された。

 クルーバーは6試合に先発して1完封を含む5勝0敗、防御率0.84という見事な成績を残し、6月、8月に続いて今季3度目の月間MVP受賞となった(通算4度目)。同賞を3度受賞した投手は今季メジャー唯一であり、2015年のダラス・カイケル以来の快挙。43イニングを投げて50三振を奪った一方、与えた四球は3つだけであり、被打率.199、WHIP0.79と安定感抜群のピッチングを披露した。9月12日のタイガース戦で今季3度目の完封勝利をマークしてチームを20連勝に導き、今季16勝目をマーク。勝敗が記録されたシーズン最初の20試合で16勝以上を挙げたのは球団では過去65年間で3人目だった。また、9月17日のロイヤルズ戦では7回無失点の好投でシーズン250奪三振を突破。クルーバーは2014年にもシーズン250奪三振をクリアしており、複数回クリアは球団ではボブ・フェラーとサム・マクダウェルに次いで3人目の快挙となった。故障により1ヶ月ほど戦列を離れながらも18勝4敗、防御率2.25、265奪三振という素晴らしい成績でレギュラーシーズンを終えたクルーバー。最優秀防御率と最多勝の二冠に輝き、2014年以来3年ぶりとなるサイ・ヤング賞受賞が有力視されている。

 ストラスバーグは5試合に先発して4勝0敗、防御率0.83の好成績をマークし、昨年7月以来自身3度目の月間MVPに輝いた。32.2イニングを投げて40三振を奪った一方、許した安打は19本だけで、本塁打に至ってはゼロ。被打率.167と相手打者を圧倒した1ヶ月だった。8月24日から9月17日にかけての5先発では35イニング連続無失点を記録。これは球団記録を更新するとともに、2015年にザック・グレインキーが45.2イニング連続無失点、クレイトン・カーショウが37イニング連続無失点を記録して以来最長の記録となった。後半戦は10度の先発のうち7試合で自責点ゼロ、その他の3試合も計6失点に抑え、防御率0.86という驚異的な数字をマーク。最終的には15勝4敗、防御率2.52、204奪三振という好成績でレギュラーシーズンを終えた。3年ぶりに規定投球回に到達し、シーズン200奪三振も3年ぶり。15勝は2012年と昨年に並ぶ自己最多タイの数字であり、自己ベストと言っても過言ではないシーズンを過ごしたストラスバーグにはポストシーズンでも快投を期待したい。


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