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9月の最優秀リリーバーはチャップマンとドゥーリトル

2017.10.3 12:21 Tuesday

 日本時間10月3日、9月の各賞受賞者が発表され、月間最優秀リリーバーにはアロルディス・チャップマン(ヤンキース)とショーン・ドゥーリトル(ナショナルズ)が選出された。

 チャップマンは11試合に登板して6度のセーブ機会をすべて成功させ、防御率0.00、被打率.077、WHIP0.42とほぼ完璧なピッチング。2012年の7月と8月に続いて自身3度目の月間最優秀リリーバー選出となった(2005年から2013年までデリバリーマン賞という名称で表彰されていた)。今季は防御率3.22に終わるなど、安定感を欠くピッチングが続いていたチャップマンだが、9月に入ってようやく復調。12イニングを投げて17三振を奪った一方、3安打しか許さず、本来の支配的なピッチングが戻ってきた。9月13日のレイズ戦では史上49人目の200セーブに到達(セーブが公式記録となった1969年以降)。また、19日のツインズ戦では今季20セーブ目をマークし、2012年から6年連続で20セーブ以上を記録した3人目の投手となった(他の2人はレッドソックスのクレイグ・キンブレルとドジャースのケンリー・ジャンセン)。完全復調したチャップマンにはポストシーズンでも絶対的クローザーとしての活躍が期待される。

 ドゥーリトルは11試合に登板して1勝0敗8セーブ、防御率1.64と安定したピッチングを見せ、自身初の月間タイトル受賞となった。レギュラーシーズン最終登板となった9月28日のパイレーツ戦でジョシュ・ベルに同点弾を浴び、ナショナルズ移籍後初のセーブ失敗を喫したものの、ナショナルズ移籍後は22度のセーブ機会で21セーブを挙げ、ブルペンの立て直しに大きく貢献。シーズン通算では3年ぶりに50試合以上(53試合)に登板し、自己最多となる24セーブをマークした。51.1イニングで60三振を奪った一方で、与四球を10個のみに抑えるなど、優秀なK/BBは今季も健在。ポストシーズンでも重要な役割を担うことになるだろう。


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