インディアンス ALDS第1戦の先発にバウアーを起用
2017.10.4 10:31 Wednesday
日本時間10月6日に開幕するア・リーグ地区シリーズに向けて、インディアンスのテリー・フランコーナ監督は自軍の先発ローテーションを発表。第1戦の先発にはエースのコリー・クルーバーではなく、トレバー・バウアーが指名された。
今季最多勝と最優秀防御率の二冠に輝いたクルーバーはサイ・ヤング賞の筆頭候補にも挙げられており、紛れもないインディアンスのエースだ。しかし、フランコーナ監督はあえてこの右腕を第2戦に回す決断をした。「できる限りロースターのフレキシビリティを高めたかったんだ。ロースターは25人だけど、先発投手をブルペンに待機させることにより27人で戦っているような状態を作りたい」とその狙いを説明する。シリーズが長引けばクルーバーを2試合に先発させるのは当然のこと。仮にクルーバーを第1戦で起用すれば、次は中5日で第5戦に先発することになる。第2戦で先発させても中4日で第5戦に先発させることが可能であり、その場合は第1戦に先発した投手を第4戦(中3日)や第5戦(中5日)でブルペンに待機させることが可能になるというわけだ。
「様々な要素を考慮したけど、良い形になったと思うよ」とフランコーナ監督は語る。第1戦にバウアー、第2戦にクルーバーが先発し、第3戦はクルーバーとともに最多勝のタイトルを獲得したカルロス・カラスコが先発予定。第4戦以降が必要になった場合には第4戦でジョシュ・トムリン、第5戦で再びクルーバーが先発する可能性が高い。
また、クルーバーを第2戦に回す決断をした背景には、クルーバー本人からの希望もあったようだ。フランコーナ監督は数週間前にクルーバーと地区シリーズのスケジュールについて話し合ったという。その際にクルーバーは5日間のルーティーンを維持することを希望した。「最も重要なのはクルーバーに5日間のルーティーンを維持させることだった。それを実現できるのはクルーバーを第2戦に回すことだけだったんだ」とフランコーナ監督は話している。
エース・クルーバーを中心に、盤石の態勢を整えたインディアンス。狙うは昨季惜しくも逃したワールドシリーズ制覇のみである。
関連ニュース
10月2日 【戦評】強力投手陣のコンディション万全!インディアンス102勝目
9月19日 第24週のMVPはクルーバーとJ.D.マルティネス
9月15日 【戦評】9回二死から追い付き延長10回サヨナラで22連勝
関連動画
9月17日 インディアンスが2年連続の地区優勝
9月17日 インディアンスの連勝が「22」でストップ
9月15日 インディアンス アンドリュー・ミラーが戦列復帰
9月15日 破竹の22連勝!ブルースのサヨナラタイムリー
9月14日 止まらない快進撃 インディアンス21連勝