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オプトアウト権を有するアップトンの決断は?

2017.10.4 11:34 Wednesday

 ジャスティン・アップトン(エンゼルス)は今季終了後にオプトアウトの権利を行使して現行の契約(6年1億3275万ドル:2016年~2021年)を破棄し、フリーエージェント市場に打って出ることが可能である。現時点ではアップトンは自らの意思を明らかにしていないものの、オプトアウト権を行使する可能性が高いと見られている。

 オプトアウト権を行使するか否かはワールドシリーズ終了後3日以内に決めなければならない。アップトンは4年8850万ドルの契約を残しているが、今季はキャリアハイのシーズンを過ごしており、フリーエージェント市場に出れば現行の契約以上の契約を得られる可能性が高い。そのため、アップトンがオプトアウト権を行使するのは濃厚だと見られているのだ。アップトンがエンゼルスに残留する場合も、オプトアウト権を行使して一旦契約を破棄し、改めて契約を結びなおすことになるだろう。

 今年8月に30歳を迎えたばかりのアップトンは今季タイガースとエンゼルスで計152試合に出場して打率.273、35本塁打、109打点、14盗塁、OPS.901の好成績をマーク。本塁打、打点、OPSなどの部門で自己ベストを更新した。絶好のタイミングでフリーエージェントになることができるため、より好条件の契約を求めて、あるいはワールドシリーズ制覇の可能性が高いチームとの契約を求めてオプトアウト権を行使するのは理にかなっている。アップトンはこれまでにブレーブス、パドレス、タイガース、エンゼルスと4球団でプレイしてきたが、ポストシーズンに出場したのは2013年が最後であり、ワールドシリーズ出場経験はない。

 フリーエージェント市場に打って出た場合に比較対象となるのはJ.D.マルティネス(ダイヤモンドバックス)だろう。しかし、強打の外野手はアップトンとマルティネスくらいしか市場に見当たらない。昨オフにヨエニス・セスペデス(メッツ)が得た4年1億1000万ドルという契約が目安になりそうだ。


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